ブタブタ

光る君へのブタブタのレビュー・感想・評価

光る君へ(2024年製作のドラマ)
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「ようこそ呪術全盛の平安の世へ」
By偽夏油(賀茂保憲)『呪術廻戦』より
安倍晴明を「せいめい」って読んでたら見るの止めようと思ってたんですがちゃんと「はるあきら」って読んでる。
其れと『帝都物語』で陰陽師・平井保昌の土御門一門には「小人」の陰陽師が居た。
安倍晴明の従者で小人症のダンサーの人がキャスティングされてるのを見て帝都物語思い出した次第。
呪術や魔術、古来の宗教的・神道等の組織や団体では「奇形」が神の使いとして重用されてたり東南アジアの方では手足が何本もある奇形の子供が神様として大切に祀られてたり、「奇形」は特殊な能力・神通力等が宿っていると信じられていた。
なので陰陽寮に小人の陰陽学生や陰陽職がいるのは自然な演出。
アメリカにはピーター・ディンクレイジってスターや小人症の俳優が多数いるけど日本では殆ど見かけない。
有名なのはマメ山田さんくらいか。
安倍晴明がユースケ・サンタマリアってキャスティングは多数のそっちの視聴者を棄てる決断をしたのはやっぱり安倍晴明は最近の誤った(笑)イメージに流される事なく日本の魔都・京の呪術機関の長官として単なる正悪を超えた存在として描かれて矢張り帝都物語の加藤保憲的なイメージ。
視聴率が大河ワーストだとか評判悪いの分かるけど1.2話時点では時期尚早、かとも思うけどDisney➕ドラマのスローペースの上に詰まらなさが最後まで続くの見るに1話からちゃんと掴まないと、とも思う。
平安時代の事なんて記録が殆ど無いのだし細かい事はいいんだよの気持ちで。
呪術廻戦の影響なのか《呪術》がドラマの内容として相当重要なテーマとなって描かれる❓
映画の方の『陰陽師』ではやっぱりCGバシバシの超能力バトルになっちゃうので大河ドラマでは陰陽道をどう描くのか期待。
紫式部が主人公でロマンス方向なら映画とかで今迄やってたし大河ドラマで一年やるなら朝廷の権力闘争、ポリティカル・サスペンスに紫式部がどう絡んで行くのか。
それから王位継承を巡る宮廷陰謀劇で呪術魔術能力者がいて女性主人公は女官として権力闘争に巻き込まれ…で重要アイテムとして「詩」「物語」があるって殆どコレ、ヒューゴー賞とったSF小説『帝国という名の記憶』に話しの骨子がすごい似てる。
とりあえず一年間視聴決定。
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