白狐伝~神君に捧ぐ霜華の誓い~(2022年製作のドラマ)
神君家的小白狐/Fox Spirit: God Lord's Love
あらすじ
天地五界の秩序を揺るがす"九尾の銀狐(ぎんこ)"と"神界の神君(しんくん)"の禁断の出会い。婚礼をぶち壊し怒りのまま仙界に迷い込んだ魔主・雪凌子(せつりょうし)は、神君・君沐陽(くんぼくよう)によって白狐の姿に封じられる。運命に導かれ出会った二人――彼の掌に抱かれた瞬間、世界が震え、永遠の恋が始まる。美しき神魔恋歌、ここに開幕。
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思いがけず口づけを奪われた雪凌子(せつりょうし)は羞恥と怒りに燃え、神君・君沐陽(くんぼくよう)に挑む。だが彼は穏やかに受け止め、彼女の"特別な力"を守れと諭す。罪悪と戸惑いの狭間で揺れる彼女に、君沐陽は連絡の鈴と心を鎮める古琴を贈る。芽生え始めた信頼が微かな温もりを帯びた時、天地の娘・月枝(げつし)が現れ、恋と嫉妬が交錯する――。
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父に勝手に婚約を決められた雪凌子(せつりょうし)は怒りに燃え、逃れるため幼なじみの妖界王子・玉麟(ぎょくりん)に偽りの夫を演じさせる。だが玉麟の瞳には、抑えきれない想いが宿っていた。一方その報せを聞いた神君・君沐陽(くんぼくよう)は、静かに神界を去る。三つ巴の恋が、運命の歯車を回し始める――。
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偽りの婚約劇は、父の前で思わぬ形に崩れ去る。雪凌子(せつりょうし)は玉麟(ぎょくりん)の裏切りに怒り、白狐の姿で逃げ出すが、再び神君・君沐陽(くんぼくよう)の手に抱かれる。一方、月枝(げつし)は天帝への手紙の中で恋心を明かし、禁断の秘密――掌に宿る力に気づく。愛と野心が、静かに動乱の幕を開ける――。
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天帝は神君・君沐陽(くんぼくよう)に婚姻を命じるが、彼は静かに拒む。一方、月枝(げつし)は神殿の庭で雪凌子(せつりょうし)を挑発し、あえて傷を負って罠を仕掛ける。天帝は怒り、雪凌子に償いを命じるが、君沐陽は表向き叱責しながら密かに庇う。誤解に傷ついた雪凌子は去り、月枝はその"掌に宿る力"を一滴奪う。やがて天帝の言葉が嫉妬に火をつけ、愛と憎しみが運命を裂き始める――。
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母の秘密を追い、雪凌子(せつりょうし)は天山へ旅立つ。玉麟(ぎょくりん)が同行し、ひたすら献身を尽くすが、彼女の心は冷たいまま。その姿を昆仑鏡で見た神君・君沐陽(くんぼくよう)は顔色を変え、鹦老二(えいろうじ)を人の姿に変えて密かに護衛に送る。天山の遺跡で二人は毒に倒れ、深部で紅衣の男と亡き母の幻影を目にする。涙に滲む真実の断片――そして雪凌子の姿は、光の中に消えた――。
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母の残した幻影に導かれ、雪凌子(せつりょうし)は真実を知る。かつて両親を引き裂いた因縁、そして"掌に宿る力"の危険。一方、遺跡に辿り着いた神君・君沐陽(くんぼくよう)は毒の銀針を見て胸を痛める。雪凌子は魔界へ戻り、父・雪非羽(せつひう)に全てを語るが、己の血が古の毒に侵されていると判明。解毒の秘薬を求め、九重塔へ向かう彼女のため、君沐陽は己の命を賭して魔獣へ挑む――。
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鹦老二(えいろうじ)は塔主になりすまし、雪凌子(せつりょうし)と玉麟(ぎょくりん)を足止めする。一方、重傷を負いながらも君沐陽(くんぼくよう)は解毒薬を手に九重塔へ向かう。毒に倒れかけた雪凌子の前に現れ、彼女の唇へ薬を授ける神君。奇跡のように癒えた雪凌子は、その温もりに胸を震わせ、悪戯心のまま君沐陽の頬にそっと口づける。永遠の宿命を抱えた二人の距離が、初めて本当の意味で近づいた――。
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雪凌子(せつりょうし)は君沐陽(くんぼくよう)と共に神殿へ戻るが、彼の重傷も解毒薬の由来も知らぬまま、彼が自分を想っていると信じ始める。政務に向かう神君をからかいながら、その心を確かめようと桃林へ誘う。問い詰められた君沐陽は沈黙し、"掌に宿る力"が天地を乱すことを恐れて口を閉ざす。その秘密を知った月枝(げつし)は妖界へ密告し、玉麟(ぎょくりん)は苦悩に沈む――。
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人間界の友・南峰(なんぽう)から手紙を受け取った君沐陽(くんぼくよう)は、雪凌子(せつりょうし)を伴い再会の旅へ。茶を嗜み詩を交わす二人の親しさに、雪凌子は嫉妬を隠せない。君沐陽はその心をなだめつつ、南峰と碁を打ち互いの才を認め合う。一方、月枝(げつし)は玉麟(ぎょくりん)を唆し、雪凌子を奪えと囁く。別れの刻、贈り物をめぐる小さな騒動の中で、雪凌子は魔界の気配を察する――。
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魔君・雪非羽(せつひう)は君沐陽(くんぼくよう)を責め、なぜ娘を惑わすのかと詰問する。雪凌子(せつりょうし)は君沐陽との関係を否定し、玉麟(ぎょくりん)の想いも拒むが、その姿を玉麟自身に見られてしまう。父の怒りを買った雪凌子は幽閉され、若曦(じゃくき)を身代わりにして脱出。一方、妖界では"掌に宿る力"を狙う策が動き出す。逃走の途上、雪凌子は人魚族の王子・習驕(しゅうきょう)と激突し、奇妙な縁が芽生える――。
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薬瓶を手に歩く玉麟(ぎょくりん)の胸は迷いで満ちていた。「誰にも嫁がない」と笑う雪凌子(せつりょうし)は、庭で人魚族(にんぎょぞく)の王子・習驕(しゅうきょう)に君沐陽(くんぼくよう)への不満を漏らす。二人の親しげな姿に玉麟の心は軋む。一方、君沐陽は月枝(げつし)を天界へ帰す決意を固めるが、月枝は涙で誓う。夜、雪凌子の寝殿で玉麟は最後の希望を求めて茶を差し出す。だが拒絶の言葉に、震える手が茶へと毒を落とした――。
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毒茶を飲んだ雪凌子(せつりょうし)は意識を失い、玉麟(ぎょくりん)を君沐陽(くんぼくよう)と見間違える。苦悩の末、玉麟は刃を取り、彼女の掌を傷つけた。目覚めた雪凌子は真相に気づき、玉麟を地牢へ叩き落とす。怒りと絶望の中で古琴を奏でると、血が弦を染め、黒煙が立ちのぼった。その旋律は悲嘆と呪いを呼び、魔界を揺るがす"血魔琴"が誕生する。愛は断たれ、哀しき宿命だけが響く――。
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月枝(げつし)の罠により、雪凌子(せつりょうし)は君沐陽(くんぼくよう)と月枝の抱擁を目撃し、涙のまま仙界を去る。だがそれは幻――月枝の策だった。怒りと絶望に呑まれた雪凌子は桃園を荒らし、君沐陽の制止にも背を向け、永遠の別れを告げる。その身には"血魔琴"の魔性が暴れ始め、誰もいない森で苦しみながら力を封じようとする。再び歩き出した道の先に、彼女を待つのは人魚族の王子・習驕(しゅうきょう)だった――。
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人魚族の王子・習驕(しゅうきょう)は、傷心の雪凌子(せつりょうし)を人間界の市へ誘い出す。茶目っ気たっぷりのやり取りに、久しぶりの笑みがこぼれる。だがその光景を、君沐陽(くんぼくよう)は昆崙鏡(こんろんきょう)の奥で見つめていた。習驕は雪凌子に真実を映す珠・扼運珠(やくうんじゅ)を贈り、そこに映ったのは、月枝(げつし)が玉麟(ぎょくりん)に薬を渡し、掌の血で禁断の力を取り戻す姿。怒りに燃えた雪凌子は神殿へ向かい、習驕と共に復讐を誓う――。
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月枝(げつし)と人魚族の王子・習驕(しゅうきょう)は激しく衝突し、月枝の一撃が習驕を傷つける。君沐陽(くんぼくよう)に気づいた月枝は、わざと傷ついたふりをして倒れた。雪凌子(せつりょうし)は彼が月枝を庇ったと誤解し、涙で背を向ける。言葉を失った君沐陽はただ見送るしかなかった。心に深い傷を負った雪凌子は、酒に逃れ人間界の茶館へ。そこで再び南峰(なんぽう)と出会い、静かな微笑に身を預ける――。
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目を覚ました雪凌子(せつりょうし)は、南峰(なんぽう)の外套に包まれていた。狩りに誘われ、宴では紅衣をまとい扇を舞う。その艶やかな姿を、君沐陽(くんぼくよう)は昆崙鏡の奥で見つめ、人間界へと降り立つ。雪凌子は月枝(げつし)を引き渡せと迫り、拒めば人間界を滅ぼすと告げる。しかし君沐陽は沈黙を貫いた。「あなたの心に私はいないのね」涙で振り返るその瞬間、彼の手の中で鈴が砕け散る。愛の終わりを告げる音が、静かに響いた――。
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説得を拒む雪凌子(せつりょうし)を前に、君沐陽(くんぼくよう)は背を向けた。その瞬間、雪凌子は絶望の刃を自らに突き立てる。稲妻が夜空を裂き、世界が悲鳴を上げた。南峰(なんぽう)は夢から覚め、彼女の不在に胸を掻きむしる。君沐陽は命の光を削り、雪凌子を蘇らせて魔界へ帰す。目覚めた雪凌子は、それを父・雪非羽(せつひう)の仕業と誤解し、真相を求め地牢へ――玉麟(ぎょくりん)が語る"あの夜"の真実が、再び二人を動かす。
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雪凌子(せつりょうし)は人間界に降りる。荒れ果てた都で、君沐陽(くんぼくよう)に瓜二つの書生・秦錦凌(しんきんりょう)と出会う。その面影に心が揺れ、記憶が蘇る。気を失った秦錦凌を魔宮へ連れ帰った雪凌子は、君沐陽への怨嗟を彼に重ね、愛と憎しみの間で揺れ動く。傷つけながら薬を塗り、罰しながらも救おうとする――。一方、神宮では重傷の君沐陽がなおも天界の務めに立ち、名を呼べぬまま、遠い空で彼女を想っていた。
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雪凌子(せつりょうし)は囚えた秦錦凌(しんきんりょう)を責めながらも癒やし、死を望む彼を生かそうとする。翌日、二人は郊外へ出て、束の間の穏やかな時間を過ごす。玉麟(ぎょくりん)は偶然二人を見かけ、密かに手助けをする。火を囲み語り合う夜、雪凌子は幼き日の思い出を語り、その心に微かな温もりが灯る。帰路で襲撃に遭い、雪凌子は身を挺して秦錦凌を守る。一方、神界の君沐陽(くんぼくよう)は、掌の血を解く術を求め典籍を探していた――。
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玉麟(ぎょくりん)は秦錦凌(しんきんりょう)に、雪凌子(せつりょうし)を襲った黒衣の者たちが妖界の手の者であると語る。かつて自分も彼女を傷つけたと悔いながら、雪凌子の苦しみの原因が君沐陽(くんぼくよう)にあることを打ち明ける。同じ想いを抱く秦錦凌に、玉麟は決意を告げた――自らの命を代償に、妖族の秘法で自分の身体に秦錦凌の魂を融合させ、その力を託すと。それは痛みと引き換えの、哀しき契りだった――。
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秦錦凌(しんきんりょう)は雪凌子(せつりょうし)への贈り物を求めて街へ出るが、帰路で賊に襲われ、粉々になった簪を見て心を砕かれる。その夜、彼は玉麟(ぎょくりん)を呼び出し、己を鍛えるため妖族の身を受け入れると誓う。玉麟は魂を裂き、肉体を秦錦凌に託す。その代償に自身は霧のように消え去った。一方、神殿では君沐陽(くんぼくよう)が砕けた鈴を修復しながら、雪凌子の無邪気な笑顔を思い出していた――。
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神界では君沐陽(くんぼくよう)が病に伏し、月枝(げつし)は雪凌子(せつりょうし)の婚礼の報を遮断する。一方、魔と化した秦錦凌(しんきんりょう)は性格が一変し、雪凌子の前に現れ、酒を勧めながら永遠の守護を誓う。雪凌子は壊れた鈴に目を落とし、ふと口にした――「ならば、私と結婚してみる?」秦錦凌は驚きと喜びのまま頷く。人間界では南峰(なんぽう)が婚礼を知り、妖界の習驕(しゅうきょう)は新郎を名乗り押しかけるも、皮肉にも花嫁の付き人にされてしまう――。
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婚礼の日、雪凌子(せつりょうし)は紅衣に身を包み、ゆるやかに花道を進む。天帝の天将が祝辞を携え、南峰(なんぽう)も人間界から現れる。彼は秦錦凌(しんきんりょう)の姿を見て君沐陽(くんぼくよう)と錯覚し、雪凌子を連れ戻そうとするが、雪凌子は「人と魔は相容れぬ」と告げ、記憶を消して送り出す。婚礼の刻が迫る中、若曦(じゃくし)が駆け込み、天帝が雪凌子の引き渡しを命じたと告げる。抵抗した魔君は倒れ、雪凌子は吐血して崩れ落ちる。その瞬間、君沐陽が駆けつけ、彼女を抱きとめた。
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