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ダウントン・アビー シーズン4のpapipupepokoriのレビュー・感想・評価

3.7
貴族の邸宅“ダウントン・アビー”で暮らす伯爵一家と使用人たちを追った群像劇。英国貴族版渡鬼。

これまでと変わらず、大小様々な事件が次々と起こっていく。
面白いけど少しだけ飽きてきたかも。また、メインキャラクターの1人がレイプされる胸糞悪い展開があり、ちょっと気持ちがスン…と冷めたりもした。
誰かが死ぬとか事故に遭うとかのように、ショッキングな展開の一つとしてのレイプ、ひと昔前のドラマはよくあった気がする(時代物ドラマという意味ではなく)。
もう今は、そんなスパイスのためのレイプ展開は受け付けられない。かわいそう、つらいと、無邪気に物語の消費を楽しめないなあ。

好きなエピソード。
E7「ある夜の出来事」で病気になるバイオレットおばあさま。さすが大女優マギー・スミス、病の予兆を見せる最初の咳のシーンのうまいことうまいこと。病気から回復して、カードゲームにきゃっきゃするお姿もめちゃくちゃチャーミング!
おばあさまといえば、E8「胸騒ぎ」の名言も好き。
試練が来ては乗り越える、人生はその繰り返し、死ぬまで。
真理。優しくも厳しくもなく、ただ穏やかに真理をおっしゃるバイオレットおばあさま、素敵です。
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