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ダウントン・アビー シーズン1のpapipupepokoriのレビュー・感想・評価

4.1
豪奢な邸宅“ダウントン・アビー”で暮らす貴族の一家と使用人たちを描いた群像劇。
英国貴族版「渡る世間は鬼ばかり」。

跡継ぎ問題ありロマンスあり足の引っ張り合いあり、毎回次から次へと誰かしらに問題が起こるまさしく渡鬼。めっちゃ面白い。渡鬼だもんね。
ドラマシリーズのその後を描いた映画が'20年1月に公開されるので、その前に全部見るかと思ったんだけど(S1だけ以前、見たことがある)、これドラマ見ていなくても多分だいたい大丈夫だな。渡鬼だもん! 欠かさず見ていなくても渡鬼最新作を楽しめるように、ダウントン・アビー映画もきっとほぼ問題なく楽しめると思う。

S1はタイタニック号沈没(1912年)から第一次世界大戦開戦(1914年)までが舞台で、時代物のエッセンスがところどころ盛り込まれているのも面白かった。

好きなシーン。
E1「嵐の予感」の冒頭の人物紹介長回しあたり。使用人たちがせかせかと忙しなく動き回り働く様子を長回しで映した後、男性が階段を悠然と降りてくる後ろ姿、その歩くスピードで、あっこの人が館の主人なんだとわかる。
E2「招かれざる客」で相続人マシューに初めて頼られて嬉しそうな執事、E4「移りゆく心」の三女シビルの新ドレスお披露目シーンも好き。
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