アベンジャーズシリーズがヒーローたちが「能力」を存分に用いて世界を救う英雄譚なら、こちらは「能力者」であるゆえの悲劇、「能力」を与えられなかった者がそれを得ようともがく故の悲劇をひたすらに描く作品。
当然、ジェシカは力を積極的に用いないし、持ち前の剛力を発揮するときは常に虚無的な表情を浮かべているので、胸のすくようなアクションシーンは少なくならざるを得ない。(まあ、逆にアクションばかりだと「人間が描かれていない」と文句を垂れるわけなので、どうせないものねだりなのだろうが)
season 1のキルグレイブのような強烈なヴィランがいない分、物語の推進力は弱かった。主演俳優自体が持つ魅力なくしてはとても最後まで見通せなかったかも(主人公のキャラ造形が素晴らしいという訳では決してない)。逆にそれだけ魅力的な俳優だったということだ。
...本当はseason 2見る前に「ディフェンダーズ」だの「ルーク・ケイジ」の1だの見とくべきだったんだね。ああどうしよ
