初めてNHKドラマで夢中になって見た作品。
これは大名作。
大森南朋の存在は知っていたけど、
あの当時、彼を主役にするNHKは凄いと思った。
大森南朋の最高傑作はこれ。
突然アメリカからやって来たハゲタカファンド、悪魔か救世主か。
それは見る人に委ねるが、各話の買収劇の舞台になる企業は、見ていれば分かるし、
1話で傷ついた松田龍平が、テレビの前での鷲津とのやり取りは、ライブドアの買収騒動そのまま。
時代ですね。
鷲津の出自は、原作と真逆だけど、
ドラマ版の方が好き。
冷酷だけど、でも本当は。
柴田恭平との関係も良かったし、
最後に出てくる菅原文太、切り札になる田中泯、とにかく登場人物がカッコよかった。
演出は後に龍馬伝、るろ剣を作る大友啓史
でも、これが最高傑作だと思う。
話は確かに難しいけれど、
骨太のエンターテイメントを楽しめます。
