玉造

いま、会いにゆきますの玉造のレビュー・感想・評価

いま、会いにゆきます(2005年製作のドラマ)
4.0
三浦春馬くん追悼観賞中。
映画、ドラマ制覇中だ。

2005年のこのドラマに当時15歳の三浦春馬くんが少し出演しているので観賞。

とても良い秀逸なドラマだった。
原作は市川拓司。
映画もあるが、ドラマの方が丁寧で繊細な作品だ。

成宮寛貴くん演じる主人公、巧は発達障害、パニック障害を抱えている。中学時代から好きだった澪と結婚し、慎ましい生活ながら、息子佑司(映画と同じ子役)と幸せな生活を送っていたが、澪が亡くなる。
そして一年後澪が突然現れる…。

成宮くんの演技も素晴らしい。贅沢な暮らしはなくても、こんなに優しくて良き夫、良き父親なら、女性は誰でも幸せだろう。
病気と向き合い周りの人達に支えられながら、澪と佑司を心から愛している。

春馬くんは中学時代の同じ陸上部の花形選手役。セリフも少なくチョイ役だ。でも当時からスラッと背が高く手足も長い。端正な顔立ちについ目が行ってしまうのは、イケメンだからではなく、彼しか出せないオーラみたいなものがある。

成宮くんの中学時代を福木有希くんが演じている。寡黙だけど澪をずっと思い続ける優しさを表現していてとても素敵な子役。
ただ今は「元俳優」となっている。

作者自身が発達障害で愛妻家。
全てではないが実話の部分もあるらしい。家族愛や親子愛、思いやり、優しさに溢れた作品で、最後も納得!
良い作品を観て大満足だ。
玉造

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