meiko

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド シーズン2のmeikoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

本家と比べてしまうと派手さがないとか推しキャラがいないとかはあるけど、
でも静かに進む中で大事なテーマがたくさんあり、ある意味すごいリアルやなと思う展開も多々あり、重厚さでいえば本家より良いかもと思える。

まずアメリカドラマはファミリーの強調に疲れることが多いし今回もか〜と思ってたけど、クリスやニックがどんどん自分の意思で動いて親と離れる選択をする。家族イコールいつも一緒にいて守り合うもの、というのはこの世界でもリアルワールドでも必ずしもそうではないとわたしは思ってるので、
良いなと思った。
方針が違えば離れる。ただクリスはまだ16歳やったし、結果あんなことになるから悲しいし、怒りのあまり父が仲間を殺してしまうのもわかる。別に狂ってないと思う。大事な人を殺されたらだれでもああなり得ると思う。
ただその時に無関係の人まで殺してしまうところに、トラヴィスをかばいきれないところもあり、脚本うまいな、、と思った。

終始子離れできてないマディソンにモヤモヤはするけど、あんなもんなんかな。
基本こどもに理由を言わずに行動を決めて連れ回すのが1番違和感。


何を持って死と捉えるかを問い、「息子が自分を愛さないからといってあなたは愛するのをやめるのか?」といってゾンビ状態も生きていると主張するセリアはある意味確かにと思ったし、

外の世界に出るより、信仰で結ばれたコミュニティをつくろうとする人がいるのも理解できるし、神のような扱われ方をしたらそれに乗っかりもするかも。

感情がありそうでなさそうなアリシアが実は1番精神が強いかんじがして、
センシティブな人間はあの世界ではいちばんにやられるのだろう..と遠い目になる。
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