張荒子城主・前田利昌の四男・犬千代（後の利家）（唐沢寿明）は、異様な風体と行動で「かぶき者」として周囲に恐れられていた。
だが、それを超えた「大うつけ」と揶揄される織田信長（反町隆史）の器に惹かれ、15歳で信長に仕官する。
その彼を支えたのが若くして彼に嫁いだまつ（松嶋菜々子）であった。
また利家の友、秀吉と成政にもおね、はるという妻がいて、まつとは女たちの友情を交わしていた。
しかし、信長が明智光秀の謀反により命を落としたことから、そのトライアングルは形を変え始めてゆく…。
加賀百万石を築く前田利家とまつの夫婦愛を中心にした大河ドラマ。
織田信長の怒りを買い死罪にされそうになった時にまつが信長に必死に嘆願して利家を救い、秀吉に出世競争で追い抜かれた利家が自棄酒を煽ってまつに喝を入れられたりなど、利家を支えるまつの内助の功を、しっかり描くことで、女性にも共感出来る大河ドラマに仕上がっていた。
織田信長を演じる反町隆史の熱演も、印象的。
