レインウォッチャー

ブレイキング・バッド SEASON 2のレインウォッチャーのレビュー・感想・評価

4.0
ドラッグの売人から元締めへ。
大きな方針が定まって、クセツヨな主要キャラたちが続々と参戦してくる。みんな大好き弁護士ソウル、強すぎるおじいちゃんマイク、そして暗黒の圧を放つチキン屋ガス。

人物が増えても渋滞せず、みんなキャラが立ちまくってるのがグッドだ。
そんな彼らに揉まれ、ウォルター&ジェシーも不可抗力的にゴッドファーザー的ロードを成長していく。一難去ってまた一難、よかれと思った行動が数エピソード先で裏目に出て…という至高の「徒労犯罪スパイラル」ドラマが見どころで引き笑いどころとなる。

それにしても、慌てるおっさんか怖いおっさんしか出てこないドラマだ。平均年齢が高く女性は少なく、画面に華やかさ皆無。そんな中現れる、ジェシーの彼女ジェーンは救世主だ(…ったのに)。

ウォルターとジェシーは、形こそ違えど共に家族を失った者。彼らこそ家族になれる存在であるはずなのに、まだそれに(表面的には)気づいていない。これからどう転んでいくだろうか。