ZOMBIETIME

ブレイキング・バッド SEASON 5のZOMBIETIMEのレビュー・感想・評価

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捜査の上でみつけた微かな糸口を元にあらゆるつじつまが合わさり、緊張感ほとばしる中、悪の巨塔に赴き、そのベールに包まれ続けたハイゼンベルクという黒幕の正体が明らかになるのかと思いきや、ひょんなきっかけであっさりとW.W.のイニシャルの意味が解き明かされた。
けれどそれはこの物語の第一話から危惧されていたことで、義弟にDEAがいればいずれは訪れるであろう時が、然るべきタイミングで訪れただけのことであって、そのタイミングを逃さなかったのはやはりハンクの執念が身を結んだという歴とした証でもある。
しかしまあそれがトイレの暇つぶしに読んだ詩集によってというのはなんとも天文学的というかそのショボさ故、逆説的に最大のスペクタクルとなっていて、繰り返しになるけど麻薬王の義弟にDEAがいればそれはそうなるだろうとしか言えない、西向きゃ尾は東な犬も真っ青な自明の理に全俺首脳会議では満場一致の拍手が万雷を奏で、ウォルターとハンクの満を辞しての対峙に相思相愛同士の恋の結びつきを感じずにはいられなかった。
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