仮面ライダークウガの41の情報・感想・評価

異様な気配を感じるクウガ。遠くでダグバが監視。クウガ、ライジングペガサスに超変身。突如、水面から飛んできた44号の槍がクウガ左肩に命中。自らの力で抜くも白のクウガになり敗北。 「どういうことだよ。誰かを殺したいと思ったことがあるかなんて。オーディション受けなかった事と関係あるのか？ん？黙ってちゃ分からないだろ。殺すとか、ムカつくとか、うざったいとかさ、嫌な言葉を簡単に平気で使うよな、最近は」「おっちゃんはないの？誰かを殺してやりたいと思ったこと」「あるさそりゃ。でも本当にはしなかった。当たり前だよな、そんなの」「けど、この気持ちは何処にぶつけたらええの？」 ★「最後の課題が…好きな人を目の前で未確認に殺される演技やったんです。そりゃ思い出しますよ、先生のこと。練習せなアカンと思ってても、なんもできんくて。自分がめっちゃ情けなくて…なのに、一緒に残ってた子がこう言うたんです〝先生が未確認に殺されたの役に立ちそうだね〟って」「許せないね、それは。分かるよ」「言われた時は頭真っ白になって、なんもできひんくて、でもだんだん思い出してきたら腹立ってきて。そこまで言われたら引っ叩きに行ってもいいですよね？」「ホントにそう思う？」「思います」「人間だもんね」「え？」「あるある、そんな気持ちになること。だから行くべきだと思う。でも、俺はこれ(握り拳)を使って凄く嫌な気持ちになったよ。一緒に深呼吸しない？人間だからさ、大事なのは間違えてるってことを分かるように伝えることじゃないかな」「そんなんじゃ気済まへんやないですか」「だからってさ、こうしたら、こうくるかもしれないだろ。そしたらまたこう、またこう、こうってならない？」「さっきから五代さんの言うてること綺麗事ばっかりやんか！」「そうだよ。でも、だからこそ現実にしたいじゃない。ホントは綺麗事がいいんだもん。これでしかやりとりできないなんて悲しすぎるから」 ゴウラムに掴まり、苫小牧に向かう客船サンフラワーへ。 別々の場所で拳を振るわせる奈々とドラゴンフォームに変身中の五代。 ライジングタイタン二刀流でサメ怪人の44号を仕留め、海底で撃破。

残り９話。白い服の男＝ダグバ人間体が雄介の視界の隅に気配として現れる。最終決戦が迫るが人間パートも手を抜かないでしっかりと。雄介と奈々の会話が凄い。２人の芝居、素晴らしい脚本。世界中で起きている紛争も個人の諍いも全ての原因はその1点にある。わかってはいるが我々は無力だ。だからこそ、奇麗事は必要なんだと思う。

めちゃくちゃ好きなエピソードだった。本来は五代が一番辛い立場でケアされるべき筈なのに、他人のために力を尽くすことを厭わない。徹頭徹尾ヒーローなのだな。 だからこそ現実にしたいじゃない。本当は綺麗事がいいんだもん。 なんというセリフだ。