Mai

ハッピー・バレー シーズン1のMaiのネタバレレビュー・内容・結末

ハッピー・バレー シーズン1(2014年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・ノートン目当てで鑑賞。

これが噂に聞いていた極悪非道な役か…。神父さんや貴公子の役を演じた同時期にこんな役をやるとはジェームズ・ノートン恐るべし。カメレオン俳優の凄まじさを知った。

個人的にイギリスBBCのドラマにハズレは無いと思っているが、この作品も期待を裏切らなかった。刑事ものというと見た目が良くて派手な出演者達がピストルをバンバン撃ちまくるイメージが強かったが、このドラマは正反対だ。40代後半の地味な女性警官が、過去の出来事と対峙しながら黙々と犯人逮捕に近付いていく。なんとなく画面から暗くてジメっとした空気が漂ってきた気がした。この女性警官、主人公でありながら決して性格が良いとは言えない。感情に左右され、部下を怒鳴りちらしたり物にあたったりする。そこがリアルですごくいい!実際は完璧な人なんて誰もいないのだと思い知らされた。

上にも書いたように、強盗もレイプもなんとも思わない極悪非道なキャラクターを演じているのが大好きなジェームズ・ノートンなので、序盤はファンの贔屓目で"素敵"などと思ってしまったが、捕まりかけた際に助けてくれた仲間を無残に殺したあたりからこいつ酷い奴だなと思ってきた。助けてと言いながら泣くシーンでは本気で虫唾が走ってしまった。本当にすごい役者だなぁ。

一気にシーズン2に突入した。すぐに終わってしまいそうなので一旦ストップしている。シーズン2で終わりだそうなのでゆっくり浸りながら楽しみたい。
Mai

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