いやぁ、苦いなぁ。苦い。二人の、対照的な、中年の男が生き、もがき、少しずつ、"felony “の世界に足を踏み入れていく。じわじわ、ズボンの裾に犯罪の色が染みてくるような。そんな二人を取り巻く環境に、遣る瀬無いような、応援するような気持ちになる。それはやっぱり、ジミーが軽妙でユーモラスで、マイクがあくまで寡黙で筋が通っていて、それぞれに癒されるし、惹きつけられるからだよね。
チャックはかなりイラつかせるキャラだけど、ヴィンスやピーターがポッドキャストで言っているように、彼らは、観客がチャックを嫌いになるのを見越して、チャックに同情したくなるようなシーンを挟んでくる。チャックの行為はウォルターの「家族のため」とかリディアの「慈悲で殺す」にだんだん近くなってくるけど、時々彼の目を通して見ることで、彼のジミーへの複雑な思いを少し理解できる気もする。ジミーもなぁ。いつもその場しのぎだからなぁ。
ブレイキングバッドのあの人がいつ登場するか!?というスピンオフならではの楽しみもあるしね。s3は待ちに待ったあの人だよね。マイクでさえ気がつかない尾行に監視…あの人しかいないでしょう!
楽しみー。