レインウォッチャー

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1のレインウォッチャーのレビュー・感想・評価

4.0
ブクブクしたシンセのテーマ曲が、舞台となる時代感とともに心拍数を直撃する。

スティーブン・キング的な、ティーンの青春×ホラー・SFの世界。
友情も葛藤も冒険も、あらゆる要素を高純度で押さえてくれる。少年たちの平穏な日常に訪れた超能力少女・イレブンは、まさに未知なる思春期そのもののような存在だ。気づけば、自分もまた彼らの思い出に参加できたような気持ちになる。

主人公となる少年たちはもちろん魅力的(あらためてシーズン1を見返すと、みんなちいちゃくてキャワイイ〜てなる)だけれど、周りを支える大人たちも良い。
ちょい不安定気味な母親役がハマるウィノナ・ライダー、ビール体型とアツさが同居するデヴィッド・ハーバー。

幾つかのラインで進行していたストーリーが最後には集約され、事態を解決しつつもより大きな謎と切なさを残す、この次シーズンへの引きも定番ながらSo 至高。