小さい頃は「菅野美穂可哀想😢」だけで見てたけど、親になった時分で改めて観てみると、全部がほんと辛くて泣きそう。もう初っ端の、川島なお美が産んだばかりの赤ちゃんを醜いものにしか見えないってとこでもう泣いた。
設定やおおまかな話は萩尾望都先生なので面白さは保証つき。
今改めて思うのは、主人公以外の女子生徒はみんな自分があるということ。昔はみんなヤなヤツってしか思ってなかったけど、今見るとみんな精神的にすごく成熟していて、好きなことは好きだし思ったことははっきり言う。自分の好き嫌いは置いといて相手のことを考えることも出来る。
そしてその環境に身を置いて、最初ものすごく卑屈でグジグジしてた主人公が、最終回近くになるとすごく精神的に成長してたのがとてもよかった。泣けた。
男の子への恋心ももちろんあるけれど、それよりももっと、自分の人生は自分の力で他人にすがらずに頑張るって言う立派な「女の子ものがたり」だった。
ので、最終回にはちょっとガッカリした。ファンタジーに振り切れるのは、全体的にいい話だったのに残念。