Jun

埋もれる殺意 ~39年目の真実~のJunのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

出だしは些か地味だが、登場人物たちの把握と事件との関わりが見え始めてくると俄然引き込まれる上質なクライムサスペンス。過去の事件を扱う作品としては当時の映像をフラッシュバックのみに止める手法が珍しく思えるが、これは物語のフォーカスが現代であることの証左とも捉えることができる。容疑者4人を丹念に描いたアウトラインからは、周囲の人々を含めたそれぞれの罪との向き合い方が見て取れる。正解も不正解もない結末に深い感動を覚えた。
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