るる

フェイクニュースのるるのネタバレレビュー・内容・結末

フェイクニュース(2018年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

後編、難民問題が出てきたあたりで笑ってしまった、炎上と混同と狂乱、ネット空間の視覚化として面白かったけど、ちょっとチープかな、演劇で見たかったかもしれない。

詰め込みすぎじゃ、という気もしたけど、網羅的なのは良いことだなと。フェイクニュースを利用してる政治家の存在を描いてくれてありがとうという感じ。ジャーナリズムは権力を監視し、有権者に判断材料を与えるためにある、ということを台詞にできなかったあたり、限界を感じたけどな…

全体的に、台詞に既視感?上滑りする言葉にあまりしっくりこなくて、情報量を楽しむ感じだった、演出かなあ、脚本かなあ、俳優かなあ、なんだかくすぐったい気持ちに…

セクハラに対して格闘技で護身できる女性、アニメやドラマによく出てくるけど、ファンタジーだからやめてくれ、護身術習えば良いだろ論を安易に助長するだけだから、と思ってたら、
「あなたに暴力を振るったことを後悔したことはない、なぜならあなたが私にしたことが暴力だから」という台詞、良かった、「君の尊厳を傷つけて悪かった」あの台詞は全く信用できないけどな…性暴力絡みだけは、現状、叩きすぎる、ということはないと思ってるよ。

新井浩史のかっこよさったらなかった。

光石研ぢからは感じたけれども、なんか良い感じに終わったけれども、スッキリはしなかったな…良くも悪くも優等生的な女性主人公に、突き抜けた信念を感じられなかったのが一因かも。情報の密度そのまま、じっくりと心情描写しながら連ドラ化してほしい、かな?
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