えっ！これ良い！
三木康一郎監督・脚本とのことで、BLも興味あるし(^^)で見てみました。
エロティック・ロマンス…男同士の。
エンディングは鬼束ちひろ。ステキ。
怪我をさせてしまった男性の仕事を手伝う事になった大学生・久住。
男の仕事は、なんと官能小説家。
それを口述筆記することになった久住は、小説家の妖しい魅力に囚われていく。
…とはいえ、けっこうガッツリあるエロ描写は最初のうち、すべて久住の妄想。
ひえーエロ〜と思っていると「ハッ！」と我にかえって愕然としている久住くんのアップが来るパターンがメチャ笑える。
小説家役の竹財輝之助の声色や話法が女形みたいにやさしくて上品で不思議な魅力がある。その不自然さがこのファンタジーとうまく釣り合っている。
男らしい役者さんだと思ってたから驚いた。
久住役の猪塚健太の子犬系の容貌が、食えない魔性に翻弄される青年にピッタリ。「〜だよ。先生…」が場面のピリオドになるのがいい。
小説家があまりに久住を弄ぶ様がヒドくて楽しい。
けれど最終話はホント泣けます。初めからずっと流れていたBGMがひときわ切なく響く。いや〜見てよかったわ。
