NHK地上波日曜海外ドラマ枠で視聴、第一話を見ていないので、いろいろとはっきりしたところがわかっていないんですが、前半のコゼットの母ファンテーヌの転落の話と、後半のジャン・バルジャンの養父の話が印象的でした。特にジャン・バルジャンのコゼットへの父性愛と異性愛がすれすれみたいな感じがよく表現されていたと思います。そのあたり、原作の行間をよく読みこんで演出されていたと思います。
戦闘場面は砲撃のシーンなどリアルで非常に迫力がありました。負傷者もリアルな感じで戦争の恐ろしさがよく出ていたと思います。原作小説を読んだのは遥か昔の学生時代でしたが、そのかすかな記憶に残っている感じを、よく歴史的に正確に再現されたドラマだったと思います。さすがBBC制作だと思いました。