レ・ミゼラブルのドラマ情報・感想・評価・動画配信

「レ・ミゼラブル」に投稿された感想・評価

瀬口航平

瀬口航平の感想・評価

5.0
0

このレビューはネタバレを含みます

総計6時間。ミュージカルだけど、歌わない、完全なドラマとして描かれたレ・ミゼラブル。
かなり原作に忠実なようです。
印象に残ったシーンがあんまりにも多すぎて感想書ききれない。。

初めのほうは、善と悪の世の中での立ち位置が、本来あるべき位置から完全に逆転してる世界観をこれでもかと見せつけられて、観てるのがかなり辛いです。
歌がないというのもあると思う。歌があると多分もっと解放的な気分で観られる場面はいっぱいあったと思うけど、それが無かった。
ただ、だからこそこの作品の世界観がはっきりと見えたのもある。本当はけっこうきついシーンなのに、歌があるだけで軽くなってしまったりすることもあるから。

ファンテーヌの墜ちたシーンはもう観てられない。ここもたしかファンテーヌの歌があったと思うんだけど、その歌もなかなか辛いが、歌ないともっと辛い。リリーコリンズも熱演すぎて、、

歯抜くシーンはほんとに抜いてるわけないのに、そのシーンだけどうしても観れなくて画面から目逸した。

もはやこの世界での救いは神しかなく、教会だけが安心できる場所となっている。
そしてその教会の中での10年は幸せな時間だったはずなのに、そこは全カット!笑 そりゃそうですよね、物語としては起伏ないから面白くないですよね!

そしてジャベール警部からの逃走劇です。

個人的に好きな役いくつかありますが、ジャベール警部はかなり興味深い人物です。作中で最も悲しい人物だと思います。
両親ともに罪人で、刑務所で産まれるという深すぎる闇を抱えていて、おそらく産まれたその瞬間から人から愛されたことはないんだと思う。親のせいでうまくいかないことがいっぱいあって、だからこそ罪人を極端に嫌っていて、罪人をたくさん捕まえて、裁くことが彼にとっての両親への復讐なんだと思う。彼にとっては罪人のいない世界なんて生きていける世界ではなく、むしろたくさんの罪人がいてほしいとすら思ってる。そんな悲しい生き方しかできない人間。


最初、ただの盗人でしかないジャン・バルジャンに、なぜこんなにも執着するのか疑問だったけど、彼にとって、ジャン・バルジャンはあってはならない存在だったからなんだと思う。

看守をその身で救ったシーンを目撃して、罪人は心根から罪人だと信じ切っているから、人を助けるなんてことあるはずがなく、それは彼の今までの生き方、人生全てを否定する行為だった。
また、長い年月彼が捕まらなかったというフラストレーションもあって、彼は本当にただの盗人でしかないのに、ジャベールの中では大悪党という妄想までしてしまった。
彼が捕まらない限り、ジャベールの中の何かがはまらないのか、、あるいは到底理解できない存在への恐怖を覆い隠すために、奴を極端に悪党にする正当化をしていたのかもしれない。

彼が善良な態度を示せば示すほど、混乱してきて、それを覆い隠すために、どんどん彼を大悪党だと思う妄想を働かせる。
ジャン・バルジャンを通して少しずついろんな影響を受けるも、憎しみは肥大化する一方で、その流れで彼に情けをかけられるから、だからこそめちゃくちゃ錯乱する。すっごい右に振れてたのに、すっごい左に持ってかれたような感じ(たとえがよくわからないですね笑)

だから最初は彼を捕まえるけども、最終的に彼を解放してしまうのは、彼自身にもよくわからないんだと思う。
理解できなくて恐怖して、それに抵抗をできるレベルを超えて、もう彼のことを考えることそのものが耐えられなくなったような。抵抗ができなくなった?
彼の人生の根本的な核の部分が激しく揺さぶられ、破壊されたような感じが、最後の自殺に繋がったのかもしれない。

彼はきっと愛を知らない人生だったから、ジャン・バルジャンを通して、もしかしたら彼の中にも存在する、人生を通して一度も芽生えたことのない感情が産まれることを期待したけど、それが産まれる前に、自分自身を存在たらしめていた軸を完全に失ってしまったから死んだんだろう。あるいは、単純に罪人を解放してしまった自分のことを許せなかったから死んだのか。。

この解釈が正しいかはわかんないけど、いつかワンシーンだけでいいからジャベールやりたい。
できれば救ってあげたいと思う。

前半や中盤があまりに重いですが、最後の最後でやっと救われます。。
ジャン・バルジャンの中のずっっとあったシコリがコゼットを通して浄化されてく感じがしました。
おれを愛してるか?という彼のセリフに、おれはコゼットじゃないのに、愛してないはずないだろー!!!と号泣しながら答えてました笑 コゼットは、そんなこと言うまでもないというような態度だったのが印象的でした。

あとエポニーヌ、すっごい好きです。。。一番美しい存在だと思いました。。。
本当にマリウスのことを心から愛していて、それはコゼットも同じなんだけど、コゼットのような破滅的で、盲目的なものではない愛し方で、どこか自分を抑えて知性ある行動を取るエポニーヌは素敵だと思いました。全く恵まれないけど、それでも愛する誰かのためになんとかして自分をコントロールして理知的に行動する役は、魅力的に映りますね。
来年やる役が似たようなところのある役なので、参考にしたいです。

また、テナルディエのようなクソオブザイヤーがあったら間違いなく優勝するような男にも、何となくですが、最後の最後は自分が罪人であることに対する罪の意識、良心のようなものが一瞬感じられて、一つの作品でここまで人間の印象が変わるのも珍しいなと感じました。

最後の最後のシーンが、物乞いをする少年たちで終わらせて釘を刺すところが、海外の作品っぽいなと思いました。ただ感動的で終わらせない、という。
七海

七海の感想・評価

3.7
0
かなり細かく描かれていてよかった。
ファンティーヌとトロミエスの部分が描かれている映像化されたレミゼは他にあまりないんじゃないかな?

グラアン命の私にとっても最高な1作でした。良いグラアンですこれは。
Aki

Akiの感想・評価

5.0
0

このレビューはネタバレを含みます

レミゼラブルは映画で観ていてすごく好きな作品です、ドラマがあると知って、今見ています。
フォンテーヌが可哀想すぎて辛すぎて涙、思えば1番巻き込まれた人だから‥そしてその想いからマドレーヌはコゼットを引き取る、ジャベール警部の揺るがない正義感。コゼットとマクウスの純愛、映画より細部まで描かれているのですごく深いし、フォンテーヌとコゼットの苦労を観てきてるのでコゼットの最後は涙。
やはりレミゼはヒューマンドラマとして良い作品。ドラマの最後は人間的な貧困に対しての問い、表面的なものではなくまた経済的なものでもなく。
本作で1番、感動したのはジャンバルジャンとジャベールの関係性、映画も映画で良いのですが細かいところを描いてるからかグッときました。
Jasminne

Jasminneの感想・評価

5.0
0
レ・ミゼラブルのBBCドラマ版はストーリー重視だけあって私が子どもの頃読んだ「あゝ無情」とは全然違う。
ファンテーヌの不幸だけで腹いっぱいになるよ。前歯がないヒロインはファンテーヌと「こちらあみ子」くらいじゃないの?
学生時代なら後半の革命のシーンに心を奪われたかもしれないが、革命後にファンテーヌのような人がいなくなったわけでなし、今だってたくさんいるじゃない。だから前半のファンテーヌがストーリーの中心の部分に揺さぶられた。
ラストシーンにそこが示唆されているのも秀逸。

057
mota

motaの感想・評価

3.1
0
どうすればこの沼から抜け出せるのか下水道での叫びが印象深かった。
eriiko

eriikoの感想・評価

4.0
0
リリーコリンズ目当てで観てたらまさかのジョシュオコナー登場!びっくりしたし嬉しかった。

かなり細部まで描かれていたし、ミュージカル映画が苦手なのでとても良かった。
haruna

harunaの感想・評価

5.0
0
リリーコリンズ目当てで観たけど、このレミゼは本にかなり忠実で、ドラマだから映画では再現されてないシーンも細かく再現されててすっごく良かった
かわたれ

かわたれの感想・評価

5.0
0
映画と違ってエピソードも多く描写されていたし、毎回映画のような濃密さでした…………………このレミゼも好きです
pippin

pippinの感想・評価

4.0
0
歌わない「レ・ミゼラブル」!!
そして主演がドミニク・ウエスト!
映画は何回も見て、必ず同じシーンでオイオイ泣きます。
ドラマ?そして、歌わないの?
えー?どうなの?
って思いながら見始めたのですが、これはこれで面白いです。
ドミニク・ウエストはしっかりジャン・バルジャンやってはったし!しかしこの人は演じる幅が広い、、

そして、歌わないだけあって、ストーリーが理解しやすかったです(笑)
ミュージカルしか見たことがなかったので(原作本とか読んでない)細かいことを知らないままだったんですなぁー!
い

いの感想・評価

4.7
0
原作に近い部分があったり、遠い部分があったり。
でも面白かった!
リリーコリンズのファンテーヌまじで女神✨❤️
>|