odamakinyanさんの映画レビュー・感想・評価

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ベルサイユのばら(2025年製作の映画)

3.7

昔のテレビシリーズはとひとびにしか見ていず、あまり話も覚えていません。原作漫画ははるか昔に読んだと思います。今回の劇場版ですが、作画は池田先生の絵柄を細部まで再現しており、その技術には驚きました。ミュ>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.1

最後の空中戦がよかった。航空機ファンならうれしいところ。前半は少し丁寧に描写しすぎ感がありました。ただ原作漫画から追っていて、キャラクター推しの人ならきっと満足したと思います。作画はヨーロッパ調の舞台>>続きを読む

八犬伝(2024年製作の映画)

4.1

アマプラで視聴 面白かった。山田先生の原作をうまく映像化していて、馬琴の原典をわかりやすく換骨奪胎しているのがよかった。馬琴の日常風景は本当に江戸時代みたいに見えました。芳流閣のCGを使った場面は迫力>>続きを読む

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

3.6

改悪もの第二弾。長らくこの映画は私はダビングしたもので見ていた。最近思い立ってDVDを購入して見返したところ、この映画も作画が改悪されていることが判明した。具体的に指摘すると、大塚康雄作画監督の作画の>>続きを読む

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

3.6

エポックメイキング名作映画がこの評点になったのは理由がある。それは最近アマプラで見返したところ、劇場で当時かかったバージョンよりも明らかに改悪がなされていることが判明したからである。作り直した場合よく>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.5

この作品も最近アベマで見返したのだが、以前10年以上前にレンタルで見たものと違っているような感じを受けた。るろ剣追憶編ほどの作画の追加はないが、見やすいように再編集されていると思った。そのため最後まで>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.2

アマプラで視聴。作画はよかったと思う。話も乗れる人にはよかっただろう。個人的にひっかかることが多かったので、私にはまったく楽しめなかった。戦後の日本社会の暗部をテーマにしたのはチャレンジでよかったと思>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.7

アマプラで視聴。シードのシリーズのファンには非常に受けただろうと思った。作画はトップレベルでどの場面も美しい。しかし個人的にひっかかることがあったので素直に楽しめなかった。時間を置いて作られたにしては>>続きを読む

カフカ 田舎医者(2007年製作の映画)

3.7

頭山で有名なヤマムラアニメーションをはじめて見ました。なんかもうすごかった。実験アニメというような言葉では収まりきらない何かがあった。カフカはあまり読んだことがないが、その不条理感を絵で表すとこういう>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

アマプラで視聴。ジャズには詳しくないし、サックスについてもまったくわからないまま見た。ストーリーがあまり私好みではなかった。特に最後の方で突然ピアニストが交通事故になるのは、あんまりだと思った。アニメ>>続きを読む

ピアノの森(2007年製作の映画)

4.4

原作漫画は未読。アニメシリーズ版を冒頭数話見たことがあるが、冗長な語りに思えて続きは見なかった。本作は劇場版で短いので見ることにした。見終えた感想は、小学生時代の話がうまくまとめられていたと思う。原作>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

以前シンゴジラを劇場で見てとても怖かったので、アマプラに来てもなかなか見るふんぎりがつかなかったですが、やっと拝見しました。一言、シンゴジラよりも怖くないです。シンゴジラよりも街を破壊していると思うの>>続きを読む

楽聖ショパン(1945年製作の映画)

3.7

ショパンの映画ということで拝見。史実と少し違うのではと思いました。サンドとは確か別れたはず。だからサンドがショパンの臨終の際に見に行かないというのは、こういう演出なんだと思いました。全体的に戦後すぐに>>続きを読む

耳をすませば(2022年製作の映画)

3.0

ジブリアニメ映画の後日談として作られた作品で、ジブリの内容のものも過去話として出てくる。その部分は再現度が高くて秀逸だが、後日談の話がかなりシビアで厳しいものに。10年遠距離恋愛していたという話で、現>>続きを読む

さよならドビュッシー(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ピアノの話なので加点しています。原作未読ですが、私はふたりが入れ替わっていない説で見ましたので、とても面白かったです。音楽をやめないでくれと頼んでいた遥とやめて自由になると言っていたルシアとでは、おそ>>続きを読む

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.7

最後の宗谷名人との対局の結末が不明で、原作漫画を読まないとわからないのが残念でした。ただその場面のロケーションは美しかったです。話が前編よりも串団子状に並べられていて、全体の統一感が少しなかったと思い>>続きを読む

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.0

原作漫画とアニメは冒頭の数話だけ見たことがある。しかしどうもギャグシーンが浮いているような気がして、当時は続けて見なかった。しかし桐山の義姉香子との関係など気になる部分があったので、今回実写映画を見る>>続きを読む

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.9

原作は途中までしか読んでいないので、ラストのあたりの乱闘がどの巻からのアレンジかがわからなかった。帝のあたりの人間関係も不明なまま。しかし清霞と美世の物語は原作にある通り。はしょってあるところもあった>>続きを読む

愛してる、愛してない(2011年製作の映画)

3.4

ヒョンビンさん目当てで見ましたが、あまりぱっとしない役でした。コンペに設計図応募したことがあるけど、ちょっとオタクが入ってます。しかも主夫。同棲している相手の女性と別れることになる数日の出来事といった>>続きを読む

VIKING バイキング 誇り高き戦士たち(2016年製作の映画)

3.1

中世ロシア史の戦国時代ものみたいな作品。重厚な時代劇で、そういうものが好きな人にはいいと思いました。装束や戦闘場面はひたすらすごい。キエフ公国?の成立とキリスト教導入の話らしいが、最後の方はかなり駆け>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.3

ピアノコンクールの話ということで以前から気になっていました。アマプラで視聴、原作は未読でこれから読もうと思っています。皇なつき先生の漫画は読んでいます。

話がわかりにくいというコメントも見たのですが
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.8

劇場で鑑賞。前情報はほとんどなく、どのような作品か不安だったが、鑑賞後はすがすがしい気分になった。作画はかなり緻密な全編手書きであり、千尋の頃の濃密さが戻ってきている。作画がとにかくがんばっていたと思>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

3.5

いわゆる名画で有名作品で、期間限定が迫っていたのでアマプラで見ました。虚構と現実というよりも楽屋裏と現実という感じの映画で、映画作りの裏の舞台が、文字通り演劇の舞台のようなセットで描かれたりする。監督>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

4.1

太宰治の作品は片手で数えるぐらいしか読んでいません。この映画のタイトルの人間失格は小畑さんの表紙だったので文庫を読みました。しかし自殺の直前に書かれたものとは知りませんでした。こういう破滅型の文士と呼>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.5

この映画は私の若い頃一度劇場で拝見しました。今回アマプラで期間限定で来ていたのでまた再視聴しました。以前見た時は予備知識も少なく語学もしていなかったので、途中で寝ていたと思いますが、今回は何回かに分け>>続きを読む

美女と野獣(2014年製作の映画)

3.5

アマプラで視聴。セットデザインや衣装は非常に素晴らしい。しかし話がディズニーアニメなどで一般的に知られているものとかなり違っていて、違和感がある。ベルが野獣と愛を交わすような場面がほとんどない。二人が>>続きを読む

セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)

4.6

アマプラで鑑賞。印象派の時代のことは不勉強で出てくる画家たちの立ち位置がわからず、おそらく半分ぐらいしか理解していない、しかしラストには感動した。ゾラの小説は読んだことがないが、セザンヌがアラブ系の人>>続きを読む

墨東綺譚(1992年製作の映画)

4.0

荷風の原作ははるか昔に読んだことがあり、その時はほとんど頭に入って来なかったが、アマプラにあったので今回見てみることにした。津川雅彦さんは荷風にそぐっていたと思います。玉の井の風景は実家近くの橋本宿に>>続きを読む

ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

4.4

アマプラで視聴。ゴッホの生涯で知らなかったこともコンパクトにドキュメンタリー形式でまとめてあったので、勉強になりました。最初伝道師を目指していた話は知らなかった。もともとオランダ人だったけど、ロンドン>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

映画だけの鑑賞でハルキストでもありません。ワーニャ伯父さんのチェーホフの戯曲も未読です。そういう未熟な鑑賞者ですが、いろいろな意味付けがなされた作品で、文芸作品の映像化という感じがしました。たとえば家>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.3

グリコ森永事件に題材を取った作品。アマプラで視聴。最後までほぼノンストップで見入ってしまった。同事件を題材にした作品にはレディ・ジョーカーも読んだことがあるが、こちらの方がひょっとして現実に近いのでは>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.1

原作は図書館で以前に読みました。アマプラで数年越しに視聴。原作とは違っていて、著者の回想記と現在が区別されていず、ドラマの中に順次出てくる作りになっています。ただ過去の回想シーンとの区別がすぐにつきに>>続きを読む

マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.8

アマプラで視聴。ロシアものが好きなので見ましたが、数年にわたり少しずつしか見れなかった。時代背景もよくわからないが、なんとか最後まで見ました。途中当時の偽科学みたいな実験装置がよくわからなかった。あの>>続きを読む

いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜(2012年製作の映画)

2.9

アマプラで視聴 共産党員の方らしい。実は30年以上前に上京した時に二度ほど世田谷区の同美術館には訪ねたことがある。その時は感動したが、この動画を見て考えを改めました。画家の実人生は創作物とは別物と言う>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

平家物語の時代から後の室町幕府の頃、散逸している平家琵琶法師の語りと猿楽の将軍家に参ずる家と将軍家の確執が背景の歴史的テーマになってると思います。その平家滅亡の時に三種の神器を失ったことと、どろろみた>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.6

アマプラで見ました。もともとの昔のテレビシリーズは知らないですし 今テレビでしている新しいライダーシリーズも見ていません。よく新聞などで若い女性層も見ているとありますが見たことはありません。
それでつ
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