カウラ事件のとき、決行か否かの投票にトイレットペーパーが使われた。
この作品の舞台は、オーストラリアにあった日本軍捕虜のカウラ収容所。史上最多の収容者1,104名のうち半数ほどが脱走し、235人が亡くなった。
しかしその事実を日本政府は隠蔽。“生きて虜囚の辱めを受けず”と洗脳し、日本兵の捕虜は存在しないことになっていたからだ。また当時は、捕虜となった者の家族は村八分などの扱いを受けていた。
当時の大泉洋と戸田菜穂、現代を山崎努と扇千景はナイスキャスティング。
イタリア兵の捕虜のように気楽にできないのが日本兵なんだよなぁ。
ドキュメンタリ映画『カウラは忘れない』もあるが、見る方法がない…。