1から中だるみせず一気見。いやあ面白い。キャラが皆よい。特にザ・ボーイズの面々は、それぞれがそれぞれの意味でカッコよくて皆好きになった。特に漫画の世界から飛び出たような風貌のブッチャーが最高だった。
それとは逆にそれぞれが根深いコンプレックスを抱える魅力なきスーパーヒーロー達...。いちいち心理描写が巧みで、同じくコンプレックスの塊の自分は見ていてつらい。
...個人的な興味は、シーズンが進む度に腐れ外道感が倍加していくホームランダーを、誰がどう倒すのかの一点に集約されるわけだが、なかなかどうしてこの牙城は簡単に崩れないな。
この制作陣は、スーパーヒーローやグロ描写に頼らずともふつうに「ハウス・オブ・カード」のようなドロドロの政治劇を作れるのではなかろうかと期待してみたくなる。