このレビューはネタバレを含みます
スーパーヒーローものというより、
むしろ大企業の腐敗の話よね。
マデリンの絶えぬ笑顔が不気味で、
ヴォートの強さを象徴していた。
本当に素晴らしいキャスティング。
ただこれはブレーキングバッドやファーゴの主人公にも感じていたことだけど、
今作のヒューイが加担する動機の部分が、
エピソードを重ねるごとに弱くなり、
初期設定である貧弱さが薄れる。
つまり、なるほど上記2作の主人公って、
ドラマという形式が必然的に要求した結果、
ああいうことになったのかと。
だからこれからシーズン2に突入するにあたって、
やっぱりヒューイで押すのはきついと感じるし、
マデリンがいなくなったヴォートを、
どれだけ面白くしてくれるのか、
期待と不安を抱えてシーズン2を待ちます。