このレビューはネタバレを含みます
7話までめっちゃおもしろかったのに・・・
最終話で大減点・・というか、大失速??
なぜか最後に大量発生する吉本芸人たちを見て、
なんか監督たち、着地点がわかんなくなって、心折れちゃったんじゃないか、とすら思えてしまった。
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一番心に引っかかったのは、やっぱりトシの最期。
彼が死ななくても、話としては成立させることはできたはずだが、
あんな酷い殺され方をした。「村西のために」。
なぜトシがあそこで村西を撃ち殺さず、見逃したのか、
私には残念ながらまったく意味不明だったので、
そこから先は、消化試合みたいになってしまった。
だって、トシは死んだのに、村西生きてるんだもん。
別に村西にも死んでほしかったって、言ってるんじゃないよ!
でも、生きてたら、なんとかなっちゃうじゃん。
実際にこのあと村西は家族持つし。
トシの最期とつり合いとれないのよ、気持ち的に。
村西のラストのセリフ「死にたくなったら下を見ろ、俺がいる」って、
それ、メッタ刺しにされたトシに言えるの!?!? って思ったら、
なんかめっちゃムカついてきて、むなしくなっちゃった(笑)。
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こんな人に翻弄された人たちが、ただただかわいそう。
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ストーリー的には、残念ながら最後の最後で不満が残ってしまいましたが、
演技面では大満足です。200点満点です!!。
挙げたらきりがないけど、
一番印象に残ったのは、まず満島さんかなぁ、やっぱり。
大河『青天を衝け』での尾高長七郎役も鬼気迫っていて、その演技と一緒に見てるから、なおさらそう思うのかなぁ。
まぁ、見るたびに演技がよくなっててぞくぞくする。
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そしてもう一人、森田望智さんのとんでもない演技力のアップ!!
もう、この人メインに戻して全裸監督3撮ってもいいんじゃないか、と思うくらい、ずっと演技見てたい。
このシリーズの「負」のオーラを、ある意味じゃ一身に背負ってる感じがして、
やはり黒木香は、このシリーズにおいて、唯一無二の存在であったことが、あらためてわかりました。