りっく

全裸監督のりっくのレビュー・感想・評価

全裸監督(2018年製作のドラマ)
3.6
村西とおるを主人公に、彼の成り上がり物語と、彼を取り巻く人間模様、そして時代の移ろいとともに業界が変わっていかざるを得ない様を、時にバブリーに、時に寂寥感たっぷりに描く一代記。

そのアプローチはポールトーマスアンダーソンの「ブギーナイツ」や、80年代の日本風俗史を描くという観点では冨永監督の「素敵なダイナマイトスキャンダル」を連想させるが、センセーショナルと謳われた描写や演出に関しては特に目新しいものはない印象を受けた。

村西とおるという怪人を演じた山田孝之の死んだ魚の目をしたような眼差しと独特の台詞回しは絶品なのに加え、黒木香を演じた森田望智が強烈な印象を残す。