映画とかドラマで登場人物が感情が高ぶって思わぬ本心をポロッと吐露するシーンが好きなんだけど、クレアがフィンランドに行くのを躊躇ってる本当の理由には「お、お前、ほんまはそんなこと思ってたんか」と目頭が熱くなった。
フリーバッグも魅力的だけど、クレアも好きだなぁ。あの仏頂面で強がる感じを思い出すとそれだけで顔がニヤついてしまう。性格が真反対の姉二人の下で育ったから男だけど二人の付かず離れずな関係性はわかりみが深すぎた。
そうそう、長女ってあんな感じで神経質で、次女は奔放なんだよね。
赤の他人であるあのおじさんにフリーバッグが堰を切ったように本音をぶちまけるシーンは、赤の他人ゆえに正直になれる瞬間って感じで、リアルに思った。
身内にはね、本当のことは言えんわ。
今後関わることのない他人だからこそ言える。そういうことってあるよなぁ。
傑作。