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ケイゾクの503のネタバレレビュー・内容・結末

ケイゾク(1999年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

自分用

東大卒の新人刑事柴田淳が迷宮入り事件を扱うケイゾク係に配属され難事件に挑む

柴田 東大出 事件を愛する ど天然
真山 柴田のお世話係 過去のトラウマ 
   ある男をストーカーしている

前半 1話完結
ラストシーンに本質が現れる
医者の逮捕 人の命を救うことができなくなる
→犯人は柴田達に人殺しと言い続ける

母親の逮捕 息子に母が人殺しだと吹き込む真山→息子は母に人殺しなの?と聞く


後半 朝倉を追う
前半のおちゃらけた雰囲気とは一転
後半は上質なサスペンス
→仲間の死やえぐい世界観MAX

ゴール 朝倉との決着
障害 真山に不利な証拠 警察上部 スイープ

ドラマ全体に流れる不穏な空気感
カメラワークや音楽、サブリミナル効果のように使われる不気味な演出
総合的に作られた世界観がめちゃめちゃ好き

なんといっても柴田・真山のコンビが最高
序盤はボケの柴田とツッコミの真山の漫才のような掛け合いが
後半は恋愛を超えた信頼関係になっていく点も素晴らしい。

1話 1話完結の事件を解決する
〜 
7話 この間にも朝倉のヒントを散りばめる

8話 親友が事件の犯人→犯人は別にいる?
9話 朝倉を追う(柴田調査 真山姿消す)
10話 真山に不利な証拠(追い込まれる)
   柴田刺される
11話 朝倉を目の前で殺される
   →真犯人との対峙
   →柴田、真山の腕の中で眠る


全話通してカメラの中心を外して人物を配置する→違和感や気味の悪さを感じる

人物の表情をアップで撮る際には
レンズの歪みを利用することが多い

街中(雑踏)を歩く主人公
→上からロングショットで撮る

真山、風俗嬢にキレてテレビ投げる
→ロングショットで場の雰囲気を伝える
 →狂気の感じリアルに伝わる

普通のドラマ(サスペンス)では使わない画 
ラーメン店内に満員の人、真ん中でラーメンを食べる柴田とアヤ→シュールで面白い

トラウマを思い出す真山 サブリミナル
→凄惨なシーン 

犯人が自白する
→レンズの歪み=人物の心の歪み

真山が早乙女に頭を掴まれ壁にぶつけられる
→細かすぎる揺れ→恐怖を強調する

真山に近づいていた男が殺される(狂気的)
→黄色いライティング

叱責された後落ち込む柴田(孤独感)
→広い無機質な部屋 ロングショット 右隅に配置

殺人・犯罪を犯すとき
→超クローズアップで目だけを撮る

親友の自殺(演出)
禍々しい効果音 助けての連呼 
→音が消える 親友が飛び降りる

朝倉が殺されるシーン(真山が殺したように)
→音が聞こえて、結果だけを映す
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