『さよならロビンソンクルーソー』(2010)

ヤングシナリオ大賞で野木亜紀子さんが選ばれ、この作品がドラマ化学。

お金で繋がる2カップルであるが、お金に限らず何かと当たり前になって感謝が無くなってくると、見返りを求めていなくても関係は悪くなる一方ですね。

【 脚本家:野木亜紀子はここから始まった 】

ドラマ「逃げ恥」、「アンナチュラル」などを出掛けた脚本家:野木亜紀子の2010年のデビュー作品。(フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作品)

あと、最近では「366日」など手掛けている演出の宮木正悟も本作がデビュー作。

1時間足らずの作品中には、脚本も演出にはそこまで洗練されているわけではないけど、生活感と行き詰まり感が漂う世界観と台詞が生々しいのが印象的。そして難しい役を演じた俳優がみなハマり役。主役のふたりには田中圭と菊地凛子、そこに綾野剛と蓮佛 美沙子が絡む。綾野剛はかなり出番少ない、一方で菊地凛子は「バベル」後だけに扱いが大きいし、ドラマを引っ張ってる感じがした…

何故かエンディングは韓国語の歌、2AM。

恋人を支える2人の男女の話。
なかなか見てるときっついなあという感じでした。
2人の関係が謎だなあと思いますが、これが新しいと思われたからこそコンクールに通ったんだろうなと思いました。
ただ、それから15年、今見ても謎の関係としか思えなかったです。
新しいというよりただ謎な関係でした。
ただ、やはり脚本の勢い的なものはすごいなと思いました。
作品としてはそこまで惹かれませんでしたが、このコンクールで野木さんが発掘されたということはとても良かったなと思いました。
野木作品の原点を観たい方にはおすすめです！