『納得の骨太作』
各話クオリティの高い違った趣向で見せてくれる「マンダロリアン」
スターウォーズシリーズの小ネタを小出ししつつ、西部劇を軸にした骨太のストーリーで、スターウォーズ未見でも、ファンならもっと楽しめる作品。
ジョン・ファブロー製作総指揮、脚本、一部監督なだけあって「アイアンマン」「シェフ」等から続く、彼の気骨のようなものを感じ取られる。
そんな中、リック・ファミュイワ監督、脚本の6話も相当にセンスがいい。
囚人のキャラクター、暗闇の中の戦い等センスが光る。
ラスト2話の畳み掛けもよくできていて、特に最終話タイカワイティティ監督の「贖罪」はスターウォーズならではの特徴が作品の出来に直結する点で圧巻。
スターウォーズらしい日本オマージュの、IG-11の船頭感。そしてドロイドならではの感動の誘い方。
人間や機械の最後を効果的に感動のシーンにすることにおいて「ジョジョ・ラビット」をはじめとして、さすがタイカ・ワイティティ監督。
1話毎丁寧に完結し、ラストも無理なく繋げる「マンダロリアン」
今後も期待できる。