モフモフモサモサ

シカゴタイプライターのモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

シカゴタイプライター(2017年製作のドラマ)
3.8
ズレたレビューで申し訳ないですが、

「ヘッドライトのGOLDと
 テールランプのRED…

 …地球が少しだけ二人の指でまわる…」

ドラマを見て何となく思い出す曲があってそれはなぜかオリジナル・ラブの「STARS」。

このネットリ感というか、レトロな感じというか。

はい、面白かったです。
売れっ子作家セジュの髪型と初期の派手な白地に赤い模様のスーツが。
いやいや、お話も。

雑なあらすじは、その作家とファン1号と幽霊の三角関係(すごい組み合わせ…)…だけではなくて、日本統治下の韓国の物騒な時代を駆け抜けた3人の前世からつながる生まれ変わり系の切ないファンタジーラブストーリーでした。

比べるのはどうかと思いますが、最近見た生まれ変わり某日本映画(月が満ち欠けするやつ)よりもストーリー的に全然良かったです。やっぱり生まれ変わるなら同時期だと思います。

そして映画で知った(バーニングと声もなく)ユ・アインっ氏が初めてカッコよく見えるのでした。特に過去が。

物語後半にわかってくる生まれ変わる前、いわゆる過去の交錯する3人の想いと運命ではなく選択が悲しすぎてせつなすぎて。

だから
「来世では幸せになろう。
今度は自分から君を見つけて好きだと言うよ」
が、とってもやっぱり切ない。
そして、それでも
過去の彼女の選択はまるで「ごめん、愛してる」。

泣けるわー。