怪奇大作戦の15の情報・感想・評価

おおお、68年という「戦後」。 岡本喜八の「肉弾」を思い出す話ですな。

天本英世さん登場。 牧さん、米国水兵に化ける。 牧さんは戦時中に姉をなくすのか。。 戦後のネタが多いのはやはり時代か。。 島景観を初島、島内の撮影は猿島。 牧『日本は負けちゃったんです』 この台詞の言い方が素晴らしい。

24年間終戦を知らず、水棲人間になって米水兵を殺していく男の話。牧の姉の話からも伺える反戦へのメッセージとともに、このエピソードの4年後に木村の如く終戦を知らなかった人が本当に出てくるのがまた凄い。 最後木村が軍艦に突っ込んでいくシーン、何故か途中で爆発してしまったが、なんとなく特攻隊を想像してしまって何とも言えない気持ちになった。 姉の話も然ることながら、牧さんがちょっとはっちゃけてる印象がある回。暴れ回って返り討ちにされたり米水兵の真似してみたりとちょっと面白い。本編放送前で名前が決まってなかったタイミングとは言え、岸田森が｢ジャック｣を名乗るのにはちょっとニヤニヤしてしまう。

この頃は終戦からまだ23年程で元兵隊が身近に存在していた時代。 時代を感じる。

★★★ グアム島で横井庄一さんが発見される以前の話。 水棲人間を誘い出そうと米兵の真似をする牧がおかしい。木村が水棲人間になった理由がよく分からなかった。