ストーリーに関しては「悲しい」以外の言葉が見つからない。主人公ムヨンを取り巻く状況が残酷すぎる。両親、ジングク、タク、NJグループ等、みんなひどい。ここまで悲劇が続くと生きているのが辛くなっても仕方ないと思ってしまいます。
そしてそのムヨンを演じるソイングクの演技がとにかく素晴らしかった。悲しみ、絶望、怒り、喜び、愛という様々な感情を巧みに表現していると思いました。ジンガンと出会うまでの荒んだ感じや、ジンガンと出会ってからの「良い人になりたい」と願う気持ちが強く伝わってきて、だからこそ2人で過ごす束の間の幸せな時間がとても尊いものに思え、胸が痛くなりました。
悲しいけれど、日本版オリジナルのストーリーをもう少し救いがあるものに変えようとしたのかな？という製作側の想いも感じられたし、観て良かったと思える作品でした。
