しんどくて、イライラしたけど、最後まで観てよかった。
母親だけじゃなく、色んな立場や違うタイプの女性が多く出てくるので、
聞いててムッとくるセリフや痛いほど共感できるセリフがたくさんあった。
柴咲コウさん演じる母親は、法廷で傍観する立場であったはずが事件にのめり込む事で被疑者と自分を重ねてしまい、まるで彼女のほうが犯罪者のように見えてしまうストーリー展開が、上手いなと思ってしまった。
殺人が許される事では無いけど、
一生懸命やってるのに、周りの意見に流され、追い詰められ、味方が居ないと壁を作ってしまう母親は実際居ると思う。
自分の立場から言うと、『普通』を押しつけてくる人とはあまり分かり合えるとは思えなくて避けがちだけど、
特に伊藤歩さんのセリフ、「子供が居る人生といない人生。お互いの事が少しでも想像が出来たら楽になれるのかも」て言う言葉がすごく印象に残った。
お互いにそうなれたらどんなに素敵な事か。
そして、自分の子供を殺してしまった母親(水野美樹さん)と、その事件で裁判員(補欠)に選ばれた母親(柴咲コウさん)。
劇中には一度も接点が無かったけど、
もしこの2人がもっと早く出会ってたら、こんな事件は起きなかったかもしれないと思うと悲しかった。
モラハラ夫は普段自分の言ってる事に対しての影響とか全く自覚無いのはよく分かった。
モラハラと指摘されて初めてショック受けてたし。
遅いんだよ💢