みとも

セックス・エデュケーション シーズン1のみとものレビュー・感想・評価

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 特定のパートナーではなく多数の人と関係を持つセックス・セラピストの母を持つオーティス(確認したところ『ヒューゴの不思議な発明』のヒューゴくんだった。ちなみにお母さんの役の人は『Xファイル』とかに出てる女優さん)、本来ならばこんなもんじゃないこじらせ方すると思うんだけど、そんな彼のずっと傍にいる親友のエリックがただただ良い奴。自分の父が校長の座に就いている高校に通うアダムはある意味オーティスとはまた対照的なこじらせ方で(行き過ぎた母性に対しこちらは父権的な抑圧)、確かに最低な奴なのだが、演じている俳優さんの、口数は少なく、自分の気持ちを上手く表現できない不器用な青年というキャラクターを、ぼそっと呟くセリフや目の動き、首の角度などだけで表現する演技がすごく上手い。第5話の女性版(というか女性器版)『スパルタカス』とでも言うべきパロディでとんでもねぇと爆笑しながらちょっと感動した。
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