松本清張さんのドラマは、後期つまり近年の作品は警察は頼りにせず被害者の関係者が事件を解明していく展開が多いように思う。
が、この話は2000年代の作品ですが警察が別の事件をきっかけに昔の事件もあぶり出していく。
事故で亡くなった青年の家族が共謀して仇をとろうとする。そうするしかなかったのかと、切なくなる。
すべて終えて皆、命をたつのだが、それで皆思い残すことはないような最期で。
最近見た松本清張の作品はもやもやした感がのこるすっきりしない終わり方が多かったが、この作品は悲しい結末だけどすっきり観られた感じがしました。
大地康夫さんがいい味を出されていたと思いました。錚々たるメンバー、見応えありました。
