隣接している国の間で事件が起きて合同捜査をするという発想がめちゃくちゃ面白いと思ったドラマです。ずーっと気になっていたものの他のドラマに手を出してしまい、デンマーク製作の本家「キリング」を見た流れでそのまま視聴しました。
警察の捜査以外に色んな人たちの人間模様が描かれて、それが事件とどう繋がっていくのかがワクワクする。「キリング」とキャストも被ってるので、どっちも観るとより楽しめると感じました。
スウェーデン側の主人公サーガ・ノーレンは美人で聡明ですが、人の感情を読むのが苦手で何でもストレートに発言してしまうという設定(少しアスペルガーっぽい…?)。それに対してデンマーク側の主人公であるマーティン・ローデは人情派で優柔不断なところがありとんでもない浮気性という設定w
サーガの人の心を読めない部分をマーティンが補っていて、イギリスならシャーロック×ワトソン、フランスならアストリッド×ラファエル、アメリカならボーンズ×ブースのような関係に非常に近いです。
オープニングソングの儚げなメロディが「北欧の音楽ってこれよ、これ!」となって、ドラマのストーリー以外もとても良い。
シーズンフィナーレのクオリティがとんでもなく良くて、北欧の脚本家って天才しかいない…?これまでのサーガとマーティンを見ていたら、あのラストの会話がこの事件を通してサーガがどう成長したかとマーティンとの信頼関係を大きく映していて、これ以上ない締めくくり方だった。また良いドラマに出会ってしまったなぁ〜。