王（ヨジング）と、瓜ふたつの容姿をもつ道化師のハソン（ヨジング）が入れ替わる話。ヨジング渾身の一人二役、しかと見届けました！
王イ・ホンは暗殺されるかもという不安からヤク中になってしまっているのだけど、この時のヨジングの演技がすごく良い。アヘンを吸ってうつろになるところや狂気に満ちた目つきなど、本当に薬漬けになった人のようで迫力がありました。
一方、王の影武者となった道化師ハソンはというと、いつでも民のことを第一に考える理想的な王。こちらの役の演技も素晴らしいの一言に尽きる！
漢字が読めない時はチョ内官に、政治の仕方が分からない時は都承旨にと、周りにフォローしてもらいながら王としての役割を果たしていくハソン。それでもいざというときの決断は王そのものといった感じで、実際の王よりも王らしかった。ある日突然、王にさせられたとは思えないほどカリスマ性に溢れていました。
ハソンを王に据えた都承旨（トスンジ）を演じたキムサンギョンのことは『ラケット少年団』でしか見たことがなくて。ちょっと頼りなくて情けないお父さん&バドミントンコーチ、というキャラがばっちりハマってたから、ここまで知的な役をやっていたことに驚き！決してイケメンじゃないのに（失礼）言動がいちいち渋くて彼から目が離せなくなりました。
都承旨とハソンとの関係性が変わっていくところも見ごたえがありました。最初は高官と道化師の間柄だったから、周りに誰もいない時は都承旨がハソンに対して「おまえ」呼ばわりしていたのが、徐々にハソンのことを王と認めはじめ、最終的にはハソンにひざまずき、拝礼するシーン。あれには鳥肌が立ったな〜〜〜
チョ内官とハソンのやりとりにもほっこりさせられたし、イセヨン演じる王妃ソウンも優しくて聡明で理解がある人だったから、ハソンにとっては心の拠り所だったはず。見ているこちらも癒やされるシーンがたくさんありました。
王妃とハソンが徐々に心を通わせ惹かれ合っていくところはキュン💕もあり！噂の「ヨジング、カチンコチンキス」も初々しくて良かったです😂
