単純に主婦間のドロドロや夫婦間の亀裂の話かと思いきや、思っていた以上にどの家族もバックボーンが壮絶すぎる…。子どもたちの受験事情やそれぞれの人物の過去が壮絶だったり。
喧嘩や対峙に関しては「ここまでやるのかよ！！」「そんな言い方ある？！」みたいな感じでツッコミどころはあったけど、家庭環境や人物の背景が描かれていたのもあって、胸が痛くなったり複雑な思いを抱いたり。
親子関係や夫婦関係がかなり複雑で歪みもあってやるせない気持ちになるんですよね。家庭環境や育て方は、人生や人格に良くも悪くも影響するのかもしれない。ソジンやイェソ、ヘナを見て、心が歪み壊れていく姿にはしんどくなりましたね。共感はできないけども。
ただ、それ以上に胸が痛くなったのは、キム先生とケイのくだり。キム先生の劣等感は思っていた以上だったし、ケイが不憫すぎて辛かった。この2人の関係性と再会が、本当に辛すぎて泣いてしまった。
結末はかなり丸く収まっててびっくりしたけど、このドラマは人間の劣等感や歪み、人生をかけた受験のプレッシャー、家庭環境の複雑さと壮絶さ、家族を含め周囲の人間関係の再構築を描いていてなかなか見応えありました。36話もあったけど、スピード感と重厚なストーリー構成でサクサクと観れました。
