第1話「そこには誰もいなかった/Where Is Everybody?」 ⇒ ある男が街で一人きりになり、必死で店の店員や警察官などを探すが、誰もいない。孤独が延々と続く。それは「長期間にわたって狭い部屋に入れられて、妄想を見せられていたようで、当時の人間が月に行く時間と同じ時間の孤独。月に行く予行演習だったようだが…」というエピソード。人為的に作られた孤独に男は耐えられるか…という発想が面白い。
第2話「死神につかれた男/One for the Angels」 ⇒ ある露天商の男の元に死神がやってきて「あなたと今夜12時に行かなければならない」と伝える。彼は死ぬのがイヤなので、死神を諦めさせようと試みるが、死神が交通事故にあった少女を替わりに連れていこうとする。さぁ、露天商の男はどうすれば良いのか……。なかなか心温まる物語であった。
第3話「運という名の男/Mr. Denton on Doomsday」 ⇒ ダン・デュリエ主演。 デントンなる男がいた(ダン・デュリエ)。彼は、かつて早撃ちガンマンだったが、今は酒浸りの日々で皆の笑いもの。ある行商人がデントンの近くに拳銃をそっと置いた。デントンは、かつて自分が早撃ちだったことを思い出すが、現在、銃の腕はなまっていた。そんなデントンに絡んだ男に対して、デントンは魔法のような銃さばきを見せる。更に行商人はデントンに「10秒間だけ凄腕ガンマンになる薬」を渡すのだが…という物語。ダン・デュリエが「飲んだくれ男&凄腕ガンマン」を演じてイイ味だしていた。
第8話「廃墟/Time Enough at Last」 ⇒ ある読書家の銀行員の男は、活字に夢中すぎた。上司・妻に何とかするように言われるが、いうことをきかない。昼休みに銀行地下金庫で読書していたら、物凄い爆音と振動。金庫から出てみたら、世の中は廃墟になっていた。その男ひとりの世界。時間はたっぷりあって、本もたくさんあって読み放題となるのだが、孤独の人生は…。 バージェス・メレディス出演作。
第9話「悪夢/Perchance to Dream」 ⇒ ある男が精神科医にやって来る。眠らない様にしている男。彼は「次眠ったら死ぬ」と思い込んでいた。前回眠った時の夢が、自分が殺される寸前の夢だったから。そして、精神科医の部屋で経緯を話すが、彼は窓から飛び降り自殺したはずだったが……といった不思議な話。
第11話「誰かが何処かで間違えた/」And When the Sky Was Opened ⇒ 宇宙に行って失踪し、戻った宇宙飛行士。実際には3人だったが、世間と同乗パイロットは「2人だった」という。3人だという記憶を持つ男は苦悩する。病室からその男が出て行くと、足を怪我して入院していたパイロットは新聞に「自分一人が掲載されている」のを見て驚く。「2人のはずだったのに…」、と思っていた足怪我男も病室から居なくなっていた。看護婦は「この病室は3人部屋ですが誰もいません」と言う。3人は何処へ消えてしまったのか…。
第12話「彼に必要なもの/What You Need」 ⇒ ある男が「あなたに必要な物は…」と言って渡すと、その物が必要な場面に遭遇することになる不思議。首にまいたマフラーがエレベータに挟まって死にかけるが、必要な物としてもらった「ある物」が……。
第13話「顔を盗む男/The Four of Us Are Dying」 ⇒ 冴えない男がホテルに宿泊する。この男、特長は無い…ある一つの特技を除いて。その特技というのが、顔を変えられるということ。最初に変えたのが歌手、あるバーで歌手は死んだと思っている女に愛される。次はギャングに顔を変えて、分け前を盗んで逃げる。顔を変えて追手から逃れるが、変えた顔はポスターにあったボクサー。そしてボクサーの父親と会うのだが……。 このエピソード、顔が次々と変わりながらのエンディング場面が秀逸。
第14話「地球への脱出/Third from the Sun」 ⇒ある工場で、水素爆弾・細菌兵器など作っているが、48時間以内にそれらが発射されて世界が滅びるため、その世界を逃げ出そうとしている男たち2家族がいた。しかし、それを察知した工場の男が2家族の逃亡を阻止しようとするが、2家族は宇宙船に乗って脱出に成功するのだが……。 このエピソード、「邦題がネタバレ」だが、実際に見てみないとそれは分からない(笑)
第15話「放たれた矢/I Shot an Arrow into the Air」 ⇒ 宇宙に向けて発射されたロケットが突然消えた。乗務員8人のうち4人が死んで、荒野に着陸したがロケットは壊れた。生き残った4人のうち1人はすぐに死んでしまい、残り3人で「あと何日、この星で生きられるか…」というドラマになっていくのだが…………。 ミステリーゾーンを次々に見ているとオチが分かってしまうようになり、自分はそのオチが当たった(笑)
第22話「疑惑/The Monsters Are Due on Maple Street」 ⇒ 静かな郊外の住宅地に、ある日、物凄い光が空中で光る。それからは、その住宅地は停電になり、自動車も止まり、町から出られない状態になる。住民たちは「これは宇宙人の侵略のはじまりで、我々の中に宇宙人が混ざっているのではないか?」という疑念を抱く……とタイトル通り、住民みんなが疑惑を抱くが……という話。 疑心暗鬼になった人間たちを観察するドラマのオチが面白かった。
第23話「夢の中に消えた男/A World of Difference」 ⇒ 朝、オフィスに出社した男が秘書と話してから電話をしようとすると、電話はつながらない。「おかしい」と思った男の前には、映画の撮影隊がいた。男は「君たちは誰だ?私はアーサー・カーティスだ」と言うと、映画関係者は「それは演じている役の名前だよ、レイガン」と言われて、男は唖然とする……。日常と夢の境界線が曖昧になる作品で、なかなかの面白さ。
第24話「ウォルター・ジェームソン氏の生涯/Long Live Walter Jameson」 ⇒ 大学教授ウォルター・ジェームソンは、長年の友人から「なぜ君は老けないのか?」と聞かれる。ウォルターは友人の娘(30歳)と結婚しようとしていた。友人は100年前の南北戦争の写真の中にウォルターを見つけたのだ。ウォルターが言うには、「確かに僕は不老不死だ。1000年前の歴史的人物にも会った」と言うのだが……。 このミステリーゾーンでも不老不死は割と使われるテーマだが、本作のエンディングは摩訶不思議。
第25話「人間という名の動物/People Are Alike All Over」 ⇒ 火星に着陸した2人の男だが、1人は死んでしまった。そして生き残った男は火星人と遭遇するのだが……というドラマ。 邦題がネタバレっぽくて、観ていると結論が分かってしまう (^^;
第27話「奇蹟/The Big Tall Wish」 ⇒ ボリー・ジャクソンというボクサーは、歳をとって衰えてきて、試合直前に壁を殴って右手を痛めてしまう。衰えと怪我で試合では劣勢が続き、とうとうダウンさせられる。そしてボリーが目を開くと倒れた自分の上でカウントしているレフェリーが見える。TVでボリーがダウンしたのを見た少年が「お願い!ボリーを勝たせて!」と願うと、レフェリーが「ナイン!」と9まで数えたところで時間が止まる。そして……。 不思議な奇蹟が面白かった。
第28話「地獄にきた男/A Nice Place to Visit」 ⇒ 根っからの犯罪者ロッキーは悪事をはたらいて逃げるところを警官に撃たれて死んでしまった……はずだが、倒れた彼が目を開けるとすぐそばに白い服の男が立っていた。そして彼はロッキーがいろんな願望を言うと何でも叶えてくれる。ギャンブルすれば必ず勝って大金が手に入る、美女に囲まれたいという望みも叶えられたり……。そしてロッキーは「ここは天国で、白い服の男は天使だ」と思うのだが、ギャンブルすれば勝って勝って勝ちまくるし、女性たちにもてまくるし、欲しい高級自動車にも乗れるし……と願いが叶いっぱなし。こうなると、だんだん飽きてくるのが人間。そして彼は……というエピソード。 本作は、DVD「ミステリーゾーン~Special Edition」に収録されているエピソードなので、日本語吹替版ではなく「音声:英語、日本語字幕付き」での鑑賞。
第29話「灰色の影/Nightmare as a Child」 ⇒ 女性教師ヘレン・フォリーが家に帰って来ると、部屋の前の階段に一人の女の子が腰かけている。ヘレンが話しかけても、何も返事しない変わった女の子だったが、口を開いたかと思えば「あなたのことは何でも知っている」と言う。確かに、その子はヘレンがココアにマシュマロを入れないことやヘレンの肘に怪我の痕があることを知っていた。その女の子は自分の名前を聞かれると「ニックネームではマーキーと言われている」とのこと。そこに、ある男がやって来る。名前はピーター・セルデン。彼はヘレンが10歳ぐらいの時にお母さんに雇われていたとのことだが……と一人の女性が過去の暗い影を拭いさって希望ある未来を行く展開だが、スリリングな話だった。
第30話「敗北者/A Stop at Willoughby」 ⇒ ニューヨークにある広告代理店勤務のガート・ウィリアムズは、会社で「売れ!売れ!売りまくれ!」と叫ぶ社長に営業面で追い立てられるが半端ではない。家に帰れば、妻に罵られる日々に嫌気が差したウィリアムズは、通勤列車で眠り込むたびに「ウィロビーなる見知らぬ町に停車する夢」を見る。ニューヨークは11月で雪も降る寒い時期だが、そのウィロビーなる町は、7月で温かく、誰もが優しくて楽しく暮らせる場所に見えた。しかし、その町は、車掌によれば過去の世界となる場所のようだ。それでも、厳しい現実社会から逃避したいウィリアムズは現代が嫌で嫌で仕方ない。彼は、現実逃避することを決意して、三度目の夢体験でとうとうそのウィロビー駅で下車することに成功するが……という哀しい会社員のエピソード。(音声:英語、日本語字幕付き)
第34話「マネキン/The After Hours」 ⇒ ある百貨店に来た女性(アン・フランシス)は、エレベーターで存在しないはずの9階に案内される。そこは自分の望む物しか売っておらず、通常階に戻ると9階の売り子がマネキンとして置かれていた。そして、再び9階に戻ると、実世界ではマネキンだった人形たちが動いている。どうやら、9階のマネキンは年に1回ずつ交替で実世界に行くことになっていたのだった。……というドラマが、驚きの結末を見せる。傑作!
第36話「すべては彼の意のままに/A World of His Own」 ⇒ ようやく「ミステリーゾーン 《第1シーズン》 最終話」に辿り着いた。まさに、このタイトルが示すような素晴らしい佳作であった。また、このドラマでロッド・サーリングは冒頭などのナレーションをすることはあっても、劇中に登場することは無かったが、このエピソードは第1シーズン最終話ということだからか劇中の最後に本人として登場する。…が、消される(笑) このエピソードは、グレゴリー・ウェストという作家が主役。 彼は、次々といろんな登場人物を描きだすが、グレゴリーが録音テープに登場人物のことを吹き込むと実際にその人物が現れるのだった。そうやって現わしたメリーなる金髪美女と酒を飲んでいる時に、妻が帰宅してしまう。妻は「私のいない間に女と…」とグレゴリーを責めるが、既に女は消えている。そして妻は散々とグレゴリーに文句を言いながら、離婚手続きをとりに行く…と部屋を出ようとする。そして妻の目の前でメアリーを再び出現させる。そしてメアリーを消す。妻は驚いているが、やはり妻は離婚を口にするので……というSF的な素晴らしい傑作✨ シーズン最終話だけあって、なかなかの力作で面白かった。