デスゲーム系ってやっぱりある程度型があるというか、結局想像以上の展開にならないのかもなと思ったのが観終わった後の正直な感想。もちろん、この作品ならではの面白い部分はたくさんあった。特に1話のゲームは、システムの残忍さとかアリスの聡明さ、仲間たちの関係性を導入するためのイントロとしてよく機能していたと思う。それだけに、2話以降でそれ以上におぉそう来たか！と感じるような演出がなかったのが残念。あと、モブが本当に愚かすぎて見ててしんどい。アリスを際立たせたいんだろうけど、他を下げて相対的にすごいやつに見せるのではなく、周りのやつもある程度すごいけど主人公はここがすごいぜみたいな感じにするのじゃダメだったんかな。終盤になるにつれてなんでこんなんがこれまでゲームクリアできたんだろうとか余計なことが頭をよぎってしまい、話がブレてしまった。
サイコな主催者、ポップに行われるグロ殺戮、発狂するモブ、背後に見え隠れする真のゲームマスターなどなど、もう何回観たか分からん設定のオンパレードだけど、逆に言えばそういったテンプレでもここまで人を魅了できるような完成されたジャンルなんだろうな。あとこれどうやって撮影したんだろう。色々書いたけど普通に続き気になるのでシーズン2も観ます。
