原作すでに読んでたから大まかな展開知ってたけど、ちょいちょい違うところあったし(読んだの2,3年前だからただの記憶違いかも)何より紅のシーンは不覚にもちょっと感動してしまった。狂児も聡実くんもハマりま>>続きを読む
香が終始腹立つんだけどそれを補って余りある冴羽獠(というかもはや鈴木亮平)の格好良さよ
去年海外出張した際に現地の映画館でオッペンハイマーが上映してて仕事サボって鑑賞しようか真剣に迷っていたけど、こんなん字幕無しじゃ絶対訳分からんかった。日本でも観れるようになって本当に良かった。
久々>>続きを読む
オッペンハイマーの予習として鑑賞。アインシュタイン本人・ドイツ・アメリカ・日本等々、色々な因子が挙げられているが、責任の所在を突き止めるのは難しいだろうし、何よりそれ自体にはたいして意味がないのだろう>>続きを読む
中盤までは「このシーンどういう意味があるんだろう?」と必要以上に勘繰ってしまい疲れたが、終わり方は最高だった。
つい最近、ジャージ・オーウェルの動物農場を読んだ。スターリン体制下のソ連の権力構造を痛烈に描いており、胸糞悪さやら恐怖心やら色々な感情を味わったが、本作にも似たような後味があった。
他方、文章だけで>>続きを読む
予告見てずっと気になってたR18映画。早くも2/1に上映終了と知り、仕事終わりに滑り込み鑑賞。
突飛な設定(生者の脳を死者に移植するという表層的な"improvement")故に、逆説的に内面世界の>>続きを読む
タランティーノのデビュー作。シンプルな設定ながらも、台詞回し・演出・プロットどれもがタランティーノ節炸裂してた。28歳のビデオショップ店員がこれ生み出すとか、ほんと天才すぎる。
ずっと観るの温めてきた作品。
確かに良かった。特に銀行強盗のシーンなんかは迫力があったし、一昨日鑑賞したベイビードライバー辺りもこの影響受けてるのかなーとか色々想像膨らんだ。上映時間長いけどラスト含め>>続きを読む
木漏れ日——木々が織りなす光と影の組み合わせがひとつとして同じものは無いように、一見繰り返されるように見える生活も全ての瞬間が過去現在未来通じてただ唯一のものであり(「今度は今度、今は今」)、それゆえ>>続きを読む
途中までテンポ良くて引き込まれたけど、最後滅茶苦茶で笑ってしまった。
けどあんなダイナーにあんなウェイトレスは最高。
雰囲気はめっちゃ好きなんだが、結局プロフェッショナルなのかアホなのかよくわからん笑
インパルス板倉の殺し屋のコントを思い出した。
これが実話ベースというんだから本当にすごい。人間の愚かさや高潔さ、今ある当たり前の生活の有難さなど色んなものを改めて考えさせられる素晴らしい作品。2024年一発目に鑑賞したのが本作で良かった。
食べる>>続きを読む
ひたすら画が美しい。西洋的でありながらも、余白で語るあたりに東洋的な奥ゆかしさも感じる。侘び寂び。シンプルイズベスト。
あと、フィンランド特有の、服装やインテリアの明朗さと天気や人柄の陰鬱さのコント>>続きを読む
一般的な戦争作品に比べ特徴的なのが、台詞が圧倒的に少ないという点と、敵兵が全く描かれていないという点。にも関わらず凄まじい緊迫感。まるで自分もそこにいるかのような臨場感があった。戦いの最中にぺちゃくち>>続きを読む
部長の漫画普通にめちゃくちゃ面白そうで草。自分はこんな職場で働きたくないなぁと思ってしまった。
うーん…分からなさには心地の良いものと嫌気がさすものの両方があるが、個人的に本作は後者だった。
総論、雰囲気は何となく良かったが、細かいところが正直よくわからなかったという印象。
考察的な記事を読ん>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ウェス・アンダーソン短編4部作、配信された順番は本作が最初らしいが、そうとは知らずラストの4作品目として鑑賞。ただ、他の作品に比べ上映時間が長いため、シリーズの最後にガッツリこの一連の世界観を味わえた>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの短編4部作を引き継ぎ鑑賞。
「ネズミ捕りの男」や「白鳥」に比べ展開が読めやすく、鑑賞しやすい反面、観終わった後の余韻は少し劣るかなといった印象。
ただ、セットの切り替えや演出は相>>続きを読む
内容の胸糞さと対照的に演出は無駄がなくテンポが良い。内容自体も子供の醜さと白鳥の美しさが対になっていて、簡潔ながら両者の特性が際立って描かれていたように思う。
ロアルド・ダールの小説を読んでいないので>>続きを読む
「溶かしバターでうがいをするような響き」とか「出来事のあまりの磁力に体が固まる」みたいに印象に残るセリフが多かったな。
はじめは「腕のいいネズミ捕りは何よりネズミに似てなきゃ」とか格好付けておきながら>>続きを読む
ジェネリックMCU。国税庁のおばちゃんが良い味出してた。
機内で観たんだけど、説明文が「税金を払えず疲れ切った女性の姿を描く。」なのは笑った。確かに間違ってないけども。
邪悪さも愚かさも誠実さもあらゆる精神性は共存していて、僅かな摂動で誰でもある一面に染まり得るものだと思うと、アーネストの破滅はどうしても他人事には感じられなかった。
そして作品の性質上、この前観た福>>続きを読む
ユダヤ人哲学者のハンナ・アーレントはアイヒマン裁判の中でbanality of evilの概念を説き、"ホロコーストのような悪は、根源的・悪魔的なものではなく、思考や判断を停止し外的規範に盲従した人々>>続きを読む
今日でアマプラ配信終了ということで滑り込み鑑賞。
風邪でダウンしてる状態で観たけど、シラフじゃ多分見れんくらいカオス。ただ、思ったより支離滅裂な内容ではなかった。
有機物も無機物も、50年前によくもま>>続きを読む
超王道展開だけどカーレースならではの大迫力。師弟愛やリアル⇄バーチャルの切り替え演出も非常にアツかった。
ただ、鑑賞直前に彼女に振られたので☆1です。
同じ事象でも観点によってここまで捉え方が変わるのか…やっぱり物事を多面的に考えるって大事ね。
大小様々な伏線とその回収が全編通して散りばめられていて観応え十分。そして何より、子役2人の演技力が高すぎ>>続きを読む
映画はなるべく洋画を観るようにしていて、邦画は滅多に観ない。大きな理由の一つは、感情移入し過ぎてしまうから。
そんなもんだから本作も当時から観ないようにしていたし、何なら嘲笑の的にさえしていた。>>続きを読む
モノクロなのに、いや、モノクロ故の気品と奥ゆかしさ。
銀幕の妖精とはよく言ったもので、オードリー・ヘプバーンの表情・一挙手一投足がひたすらに美しく儚い。グレゴリー・ペックの演技やローマの街並み含め、>>続きを読む
良い話。良い話なんだけど、なぜだろう、どこか物足りない。
A shoe is just a shoe until somebody steps into it. Then it has meani>>続きを読む
なんて美しい映画…特にタンゴのシーンは非常に強く印象に残っている。台詞こそ無かったが、表情・カット・音楽どれも完璧過ぎて、あれに合わせる言葉なんて確かにひとつもなかっただろう。
あと若き日のガブリエ>>続きを読む
密室劇+モノクロでここまで魅せられるのか…テーマも普遍的であり、ここでもやはり誤魔化しは効かない。脚本と演技の持つ力をありのまま痛感できる素晴らしい作品。良質な映画とはまさにこのこと。
初めて観たの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
吉野源三郎の小説が中々に良い作品で、どんな映画になるんだろうかと胸を踊らせていたが、そんな期待は見事に裏切られた。
正直、何が起きてるのかさっぱり分からない。
これぞ巨匠のクリエイティビティの結晶>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いやー面白かった…もう一回観たいシーンが多すぎて、1日で2回鑑賞してしまった。
冒頭のグウェンの戦闘シーン、アクション・演出・セリフ・アニメーション・音楽全てにおいて最高過ぎて、あれだけで十分お金払>>続きを読む