このレビューはネタバレを含みます
人によってロキの何が好きかというのは異なると思いますが、自分の場合は、拗らせまくっている憎み切れないロクデナシなところなんですね。
それが本作では途中からどんどんいいヤツモードに入っていって軽く失望しましたね(これだからディズニーの言う「ヴィランが主人公」は当てにならん)。まあ、いいヤツになってもこれまでの所業が祟ってなかなか信じてもらえない狼少年状態になるのは笑えたけど。
とはいえ、やはりあらゆる手管を用いて騙し合いを展開し、その挙句に混沌の扉を開いてしまうといった展開にした方が「悪戯と欺きの神」の面目躍如かと思うのですが。
ついでに言うと3話でセクシャリティについて言及したこともドラマ上何の意味もなさず、ただ言ってみただけになってしまったのも残念(アリゲーターロキに惚れるぐらいの超絶展開を見せろよ)。
そんなわけで正直善玉ロキが主人公のままではセカンドシーズンにあまり期待できないので、思い切ってTVAの方たちをメインに展開してもらえないだろうか、と虚しく願ってみることにします。
せめてシルヴィがロキとカーン変異体をまとめて串刺しにでもしてくれればあと0.3ポイントぐらい評価上がったところですが。