ろくちゃん

ユーフォリア/EUPHORIA シーズン1のろくちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカのティーンネイジャーの青春を描いた作品。主演のゼンデイヤ演じるルーが薬物治療施設から社会生活に復帰するところから始まる。
一話目の冒頭のナレーションで「私がこうなったのは私のせいじゃない」的なセリフがあるが、構造的・社会的に傷つけられる弱者に関する物語。

だから、観るのが非常に辛い。
さらに、ドラッグやセックス、DVやデジタルタトゥーもテーマとして扱っており、今を生きるティーンの過酷さがキツい。

そこを、スタイリッシュな映像と天才的なカメラワーク、場面や時制を自由に行き来するシナリオで見事に一時間のドラマに仕上げている。
サム・レヴィンソン恐ろしい。

私は「お祭り」を描く四話目が特に面白かった。

ルーの同級生も魅力的なキャラクターばかりで、ネイトを除いて(笑)皆んな愛らしい。
シーズン2が楽しみ!