このレビューはネタバレを含みます
ストーリーが複雑すぎて理解が追いつかない。けど、ディテール理解できなかった人でも拍手したくなるエンディングは見事。
シーズン1、2の時から難解ではあった。33年前や更にその33年前にタイムスリップしたり、その世界で33年の時を過ごした人が出てきたり。（それでいて、子ども時代、青年期、大人…で演じる役者が変わるからマジで誰が誰かを追いかけるのに必死）
シーズン3では、更にそこに、時間だけでなく、パラレルワールドまで登場させられちゃう。どの世界の、どの時代の、誰？あんたっての多すぎ。（アダムの世界とイブの世界の2つだけにしてくれてまだよかった）
そして複雑さと面白さの両方に貢献してるのが、「あの人たちが過去に行って、あの人たちの親になる」システムで、とにかくこのドラマのほとんどの主要キャラはこのループの一部なのである。
そして、色んな世界のそれぞれが、各々の目的でお互いを騙し合うものだから、何が真実なのかわけわからんまま、エンディングが近づくにつれて、「とりま、この分裂した世界がループし続けて、存在することがよくない」ってことで、鶏卵問題を解決すべく、最後の最後でみんなのベクトルが揃う。
そして無事、すべてのことの発端「最初の時間旅行」を阻止し、ヨナスとマルサ（またの名をアダムとイブ）はキラキラキラ…と成仏を果たす美しめなクライマックス。What a wonderful worldをBGMに。
最後に、分裂しなかった「オリジンワールド」ののどかな晩餐が描かれて、fin.
