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テセウスの船のbassaa1992のレビュー・感想・評価

テセウスの船(2020年製作のドラマ)
4.2
31年前の平成元年に起きた無差別殺人事件で容疑者となり逮捕された佐野文吾(鈴木亮平) は死刑囚となるが無罪を主張し続けている。息子の田村心(竹内涼真)、母の和子(榮倉奈々)や兄姉は凶悪殺人犯の家族として世間から強烈なバッシングを浴びながら生きていくことになる。
心の妻の由紀(上野樹里)は、心みたいな素晴らしい人の父親が殺人犯なわけがないと確信していて、当時の殺人事件の2カ月前から起きていた不可解な事故や事件のことを調べ上げノートにまとめる。だが由紀は出産と同時に命を落としてしまう。心は由紀の思いとノートを持って事件が起きた音臼村の慰霊碑を訪ねる。そこで突然、平成元年までタイムスリップし、心はノートをもとに過去を変えて当時の事件を食い止めようとする。そしてまた現在にタイムスリップして戻り、当時の真相を解明していくうちに、犯人らしき男に慰霊碑まで呼び出され再び平成元年にタイムスリップする。心は過去を変え、平和な2020年を迎えれるのか!?という話。

1話〜10話までで音臼小事件の謎を解明していくけど物語全体を通して、家族の絆や辛いことを乗り越えた先に幸せな家庭があるということが描かれている。真犯人を全く予想できなくてとてもワクワクしたけど終盤の伏線回収が雑だったので残念でしたし、黒幕の真犯人がなんとも微妙なヤツだなと思いました。でも過去を変えて最後には家族みんなで笑ってる姿が良かったです。
最終話を見終わった後にギリシャ神話のテセウスの船について調べるとこのドラマが伝えたいことがよくわかります。

このドラマを見て感じたことは自分も家庭を持つと佐野家のようにケンカやイザコザがあるとは思うけど、家族みんなでふざけたり、楽しい思い出などをいっぱいつくって夢に向かって嫁さんと子どもたちと暮らしていきたいなと思いました。あと、将来家族でタイムカプセルを埋めたいとも思いました。
最後に、佐野文吾や心のように子ども思いで、子どもからも妻からも誇りに思われるような父親になれるように頑張ろうと思いました。
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