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梨泰院クラスのTRBのレビュー・感想・評価

梨泰院クラス(2020年製作のドラマ)
4.6
正直なところ

めっちゃ面白かった!

こんなに色んな要素を含んだうえで、シナリオを完璧に展開するストーリー性

過去の日本のドラマにあったような、いわゆるクサさをカモしつつ時代に合った展開

オモロイ


警察官を夢見る高校生パク・セロイ

同級生のイジメっ子の所業を見兼ね、手を出してしまう

しかし、そいつは韓国一の外食産業の息子で、父親の働き先だった

父親の会長が土下座をすれぼ許すとの申し出を受け入れられないセロイ

ココから全ての因縁が始まった


80〜90年代のトレンディードラマを彷彿とさせるようなストーリーに、近代の半沢のようなスリリングな展開を織り混ぜ飽きさせない

パク・セロイという強烈な個性の主人公に、脇を固めるキャラクターのバラエティが色鮮やかで楽しい

特に主人公を取り巻く女性陣

オ・スアとチョ・イソの恋模様が絡んで、シナリオは何重にも面白みを増す

コレは観てる方も推しが出来る楽しさがある

そして、昨今のジェンダー模様も加味し、美人キャストが盛り上げる

何回楽しませたら気がすむのよ!

って苦情を言いたくなるぐらい面白かった

昨今のなんでも性善説みたいなおためごかしではなく

悪には悪の理論があり、それにより非業を遂げる

セロイは融通が効かないが、それ故に今は無くした武士の魂のような高潔さを感じさせる

そこにただ純粋なイソの想いが重なって完璧なシナリオになっている

正直なところ、展開は読める

だが、それがどうしたと

そんなことで揺らぐようなストーリーではなく、むしろ良くやってくれたと言いたくなるぐらい面白い

ベタって結局のところ面白いんだって気づかせてくれた

日本のドラマに至っては、若手の宣伝的な内容に注視したようなうっすい中身のドラマが乱立している

そこに過去のトレンディードラマの良さを再認識させてくれるような展開は逆に新鮮でもあり、改めてあの頃のドラマは面白かったんだと教えてくれた作品。

こっちが恥ずかしくなるぐらいトレンディー

それがイイ

会長含め、悪役にも一定の感情移入が生まれて想いもひとしお

オレがセロイなら最後蹴ってるけどな

スングォンとヒョニが推し
ジェンダーとか気にすんなよ!
って応援したくなる

でも今日はイソの夢を見よう
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