つかれぐま

木更津キャッツアイのつかれぐまのレビュー・感想・評価

木更津キャッツアイ(2002年製作のドラマ)
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実は最多視聴回数ドラマ😸

主人公・ぶっさんは死ぬ。
だからこそまたぶっさんに会いたくて何度も観てしまう。このループが本作がカルト化した理由では?

クドカンはカウンターの作家だ。『あまちゃん』は地方から中央への『不適切にも・・』は自由な表現からポリコレへのカウンターが強力なエンジンとして機能。だからこそディテールが愛しく面白い。今作にも「地方」と「不適切」が溢れるが、クドカンのカウンターが今回向かう矛先は難病モノやセカイ系というジャンルだ。若者の死を重た~く涙で綴るという、日本映画&ドラマのド定番を逆手に取った作りだ。

周りの心配や気遣いを「死んだ方がマシ」と一蹴し、なんら特別なことをせず「普通」に生きるぶっさん&キャッツ😸のなんと豊かな日常。死があるから生がある。死と隣り合わせに描くことで、生の輝きが増す。ぶっさんに「だっせーこと書くな」と言われそうだが、どうしても書いて置きたかった。

もうひとつ好きな理由。
一時期、東京と木更津の二重生活をしていたので、かつて見慣れた街の景観をこのドラマで懐かしんでいる。広い空、暗い夜、赤い橋。木更津という地方都市にしっかりと根を張った、これぞご当地ドラマだ😸