マグルの血

ごめんね青春!のマグルの血のレビュー・感想・評価

ごめんね青春!(2014年製作のドラマ)
3.9
クドカンリレーをこっそりやってます。未視聴だったのですが見落としてたのを後悔。

ある事件がきっかけで絶縁状態にあった男子校と女子校が、一人の教師の奮闘により共学校を目指すという物語。
それぞれ仏教系、キリスト教系の高校という設定や、男子校が極端にバカとか、教員一人一人のキャラクターが際立っていたりと、細かい設定がよく効いてて面白いです。地方FMの絡め方からタイトル回収まで本当によくできてる。

やはりシナリオが秀逸で、ありふれた学園モノと違い概ねポジティブな話が続きます。きっついイジメとか非行少年とかそういうシリアスな話がないのでストレスが少ないのが魅力です。
が、ここは男子校特有のノリなのか、際どい下ネタも連発なので人を選ぶ作品かなとも思います。悪ノリが過ぎる笑

私は共学校しか通ってこなかったので、異性を受け入れることができないという悩みは持ったことがないですが、改めて作品を通して観るとなるほどなと関心させられます。男子か女子かでやっぱり明らかに大きな壁というか、まあ全然違う生き物ですよね。

常日頃から意識をすることは男性らしく、女性らしくの線引きを間違えないように気をつけること。できることできないことの違いがあるし、どうしても受け入れられないこともある。もちろん、性別による行動や考えの制限はあってはならないですが、それを理由のすり替えに使い過ぎるのもまた論外。節度のある人間でいたいと思うところです。

そういう不完全なもどかしい、神から借りていると作中では表現していた「青春」という言葉。私はどうだったかな~と振り返りつつ、ほっこり観れました。

あと笠松将出ててびっくり。

一番好きな言葉は「教頭がゴリゴリのハードコア」です。ごめんね。
マグルの血

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